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【介護施設でパワハラ認定】福岡県千草会の判例は他人事ではありません

こんにちは、ごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。

私は、新卒で介護業界に飛び込み11年間介護現場や管理職を経験してきました。
その後、転職コンサルに5年間従事し、現在は介護コンサルをする傍ら、介護現場で介護士としても現場のお手伝いをさせていただいています。

本ブログでは、そんな経験を通じて「思ったこと」を中心に発信させていただいています。

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それでは早速本題です。

今回は福岡県の社会福祉法人千草会について「パワハラが理由で法人と施設長に対して2,800万円の賠償命令判決」が下されたニュースについて、考察を交えて記事にまとめたいと思います。

ちなみに「今回のようなパワハラ事例は他の介護施設でも日常に起こり得るもの」であり、決して他人事だと私は思っていません。

そうした思いや理由についてもまとめてみました。

 

「社会福祉法人千草会のパワハラによる2,800万円賠償判例」を考察

まず初めに今回の判例内容について、ニュースでは以下のように取り上げられています。

福岡の社福法人と施設長のパワハラ認定 介護士5人への2800万円賠償命令

福岡県糸島市の社会福祉法人「千草会」でパワーハラスメントや退職金などの未払いがあったとして、会が経営する施設の元職員だった介護士5人が、会と女性施設長らに対して損害賠償などを求めた訴訟の判決が10日、福岡地裁であった。鈴木博裁判長はパワハラと賃金、退職金の未払いを認定して計約2800万円の支払いを命じた。

判決によると、施設長は千草会の特別養護老人ホームで勤務。5人が2015~16年に退職するまでのパワハラ行為として、職員に対し「バカ」「言語障害」などの言葉を投げかけた▽最終学歴が中学校卒業の職員に「学歴がないのに雇ってあげてんのに感謝しなさい」と発言▽業務上の報告を怠った職員に便器掃除用のブラシをなめさせた――と認定した。

 鈴木裁判長は「職務における叱責、指導の範ちゅうに収まるものではない。名誉感情を害し、人格をおとしめる発言や行動だ」と非難した。

 また、会側は5人に退職金を支払わなかった理由として「他の職員や施設に迷惑がかかる状態で退職した」と主張。だが、判決は、施設長が「顔も見たくない」と退職を強要したなどと認め、5人全員の退職金支払いを命じた。

(引用元)毎日新聞 19年09月10日

弁解の余地なく、パワハラそものですね。。。

でもその一方で、この「予備軍と言えるような介護現場も少なくない」というのが、私がこのニュースを目にした時の所感です。

社会福祉法人千草会ってどんな法人?

ちなみに、今回このようなパワハラを起こした「社会福祉法人千草会」とはどのような法人なのかについて、少し調べてみました。

社会福祉法人千草会の法人概要

法人のホームページで公開されている法人概要については、以下のようなものです。

法人設立

平成9年10月3日

運営施設

特別養護老人ホームマイネスハウス前原
特別養護老人ホームマイネスハウス福重
住宅型有料老人ホームマイネスハウス浦志

運営者

理事長 太田 辰彦
施設長 大田 千恵

従業員数

140名

組織体制

以上、社会福祉法人千草会のHPより引用

 

法人HPより確認できる事

上記のようにHPもしっかり作り込まれ、情報公開もされておれ、風通しの良さそうな印象を受けます。

■千草会のHP内容からわかる事

  • 特養2箇所、住宅型1箇所を基盤としながら、グループホーム・ケアハウスの施設系サービス、デイ・訪問といった在宅サービスまで幅広くサービス展開
  • 地域との交流やイベント等も活発に行われている様子
  • 職員の研修や事例発表会にも積極的に参加されている様子
  • 理事長と施設長の名字が一緒である事から、社会福祉法人に多い同族経営? etc

もちろんこれらは、HPより私が主観的に読みとったものに過ぎませんので、気になる方はもう少し調べてみて下さい。

ただ外から見て言える事としては「問題がありそう」どころか、むしろ「しっかりした法人」というのが私の印象です。

つくづく「職場の中の事は、実際に中に入って働いてみないとわからない」という事なのでしょうか。

 

介護職にとって今回のパワハラ内容が決して他人事ではない

それでは、今回のパワハラ判決にもう一度話を戻したいと思いますが、ここでポイントがあります。

それは冒頭にも書いた通り「今回のパワハラ内容が決して他人事ではない」という点です。

言い方を変えれば、今回千草会で問題視されたようなパワハラ事案は、他の介護施設でも起きているといういう事です。

この点を掘り下げてみます。

「雇ってあげている」という傲慢な考え方

まず初めに記事内にもある通り、今回のパワハラについては施設長や法人側の「雇ってあげている」という傲慢な考えや言動がに見出ています。

(記事内)

職員に対し「バカ」「言語障害」などの言葉を投げかけた▽最終学歴が中学校卒業の職員に「学歴がないのに雇ってあげてんのに感謝しなさい」と発言▽業務上の報告を怠った職員に便器掃除用のブラシをなめさせた――と認定した。

この記事内でもわかる通り「雇ってあげている自分たちは介護士に感謝されるべきだ」等といった他の介護施設でも起きてしまいがちな、経営者の傲慢な立ち振舞が見え隠れします。

さらに「ブラシを舐めさせる」までいくと、さすがに悪質極まりないですが…

実際のところ、このような「雇い主である自分たちは偉い」というような考え方や立ち振舞をする管理者や上司が少なくのも事実です。

それだけに今回のパワハラ認定は、そうした環境下で勤務している介護士にとっては他人事ではなく、それこそ自身の職場がこうしたパワハラ予備軍に当たるという方も少なくないと思います。

 

「退職で職場に迷惑を掛けた」という刷り込み

また「退職が職場に迷惑をかける行為」だという刷り込みが行われてた事も記事内でから確認できます。

(記事内)

会側は5人に退職金を支払わなかった理由として他の職員や施設に迷惑がかかる状態で退職した」と主張。だが、判決は、施設長が「顔も見たくない」と退職を強要したなどと認め、5人全員の退職金支払いを命じた。

今回のように「顔も見たくない」と退職を強要したとなると、単純な退職異常に悪質性は増します。

それでも介護現場では同じようなケースをよく見聞きします。

(例)退職を申し出ると…

  • 利用者さんに迷惑がかかるとして、有給が消化させてもらえない
  • 自分勝手だとして、給与が減額される
  • 周囲に迷惑を掛けるとして、賞与や退職金が満額支払われない etc

これらのように、経営側にとって少しでも都合の悪いことがあると「自分勝手だ」「職場に迷惑を掛けた」と不利益扱いを受ける事が少なくありません。

そしてそうした不利益を泣く泣く受け入れている介護職も少なくありません。

それだけに、こうした事例もまた多くの介護職にとって「他人事ではない」と言えます。

 

「介護職へのパワハラ認定」から感じる事

いかがでしょうか?

今回のパワハラ判例について、運営法人や施設長に問題があったという事は言うまでもないですし、この施設長や法人は賠償を支払うべきだと私も感じます。

ただし記事内でも書いた通り、こうした判例と同程度のパワハラ、もしくは予備軍と言えるような横暴な態度で職員に対峙する経営者や管理者が少なくないというもの今の介護現場の実態であったりもします。

こうした判例を通じて、やはり経営する側は横暴な態度について見直す必要があるのと同時に、介護職自身は自らの身を守る、主張するというアクションに移していく必要もあるのかもしれません。

記事内でも触れた通り、職場というのは閉鎖的な空間になりがちで、ついついその職場職場で起きている問題事項事について、いつの間にか受け入れてしまいがちだったりするものです。

決して「何でもかんでも裁判にするべきだ」「騒ぎ立てるべきだ」と言いたいわけではありません。

ただし「自分たちの置かれて職場環境は本当に健全なのか」について、しっかり考えながら働くという事、介護職として息長く勤務していく上では大事なことなのかもしれません。

 

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記事内でも書いた通り、パワハラ予備軍と言えるような介護施設も少なくないというのが現状です。そうした環境にいるのであれば、それが正せるものなのかしっかり見極めた上で、難しいのであれば、自らの労働環境を変えるということ以外に対応策はありません。

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