労働条件

「介護現場の昇給額はいくらなら満足するべき?」現実と期待値を調査

こんにちは、ごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。

私は、新卒で介護業界に飛び込み11年間介護現場や管理職を経験してきました。
その後、転職コンサルに5年間従事し、現在は介護コンサルをする傍ら、介護現場で介護士としても現場のお手伝いをさせていただいています。
当ブログではそうした中で得た経験や思いについて、記事にさせていただいていますので、よろしければ御覧ください。

そんな元転職コンサルでもある私、ごろにぃがオススメしている転職サイト(エージェント)が、しろくま介護ナビです。

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それでは早速本題です。

介護業界の給与問題は今も昔も多くの介護職が抱える悩みの種。

でもその中でも、何とかして「少しでも給与をアップしたい」「少しでも良い待遇の職場で働きたい」と考えるのが介護士として当然の心理。

そうなると多くの方は、入社時に少しでの条件の良い職場で就職しようと躍起になります。

実際、スタート給与は非常に大事なポイントですし、求人票での比較等も可能な分、比較的思惑が反映しやすい部分でもあります。

ただ、その一方で本当に長く職場で勤務する事を考えた際に、大事になるのが「昇給額」です。

当たり前の話ですが「どれだけ入社時の給与が高くとも昇給が無ければ、いずれ昇給額の大きな職場に追いつかれます、そして追い抜かれます」

ただこの昇給額のタチが悪く「入社して初めてわかる場合が多い」「評価によって変わる場合も多い」等となかなか見えづらい部分であるのも事実です。

今回はそんな各職場でブラックボックス化している「昇給額」についての調査結果をまとめてみたいと思います。

「介護現場の昇給額への期待」これが現場のリアルな声

まず、介護現場の昇給額を探るに当たって、自身の昇給額ではなく「現実的」でかつ「納得できる昇給額」いわゆる「期待したい昇給額」を軸にアンケートを実施してみました。

それが以下になります。

 

繰り返しですが、このアンケートのポイントは「現実的だけれども、納得できる昇給額」です。

昇給額は高い方が良いに決まっていますが、現実離れしていては元も子もありません。

そうした観点で得られた結果が、今回のアンケート結果だということになります。

■介護現場の職員が考える「現実的かつ納得感ある昇給額」は?
※有効回答数:243名

  • 第1位…1円~3,000円 (38%)
  • 第2位…5,001円~10,000円(28%)
  • 第3位…3,001円~5,000円(23%)
  • 第4位…10,001円以上(11%)

この結果を見てあなたはどう受け止められますか?
多くの方は「介護現場の昇給に対して期待値は極めて低んだなぁ」と感じられるのはないでしょうか?

それだけ今の介護現場の給与問題が「不満はありつつも、改善は難しい問題」だと認知されているという事になるのかもしれません。

 

「もう昇給への期待はあきらめた?」が現場の38%

今回のアンケート結果をもう少し掘り下げて見た時に言えることは、特筆すべき事は第1位に「3,000円以下の昇給額(38%)」がランクインしたという事になるかと思います。

現実的で納得感のある水準が3,000円未満の昇給である事を踏まえると、多くの介護現場がそれ以下の昇給しか期待できない状況だという事になります。

 

ちなみに年間で3,000円を常勤の時給に簡易的に換算すると以下になります。

3,000円(昇給月額)÷160時間(月労働時間)=19円(昇給時給)

実に介護現場で働くの4割近くの方は、時給19円の昇給でも納得せざるを得ないような状況にある事を意味しています。

この数字が低い水準であることは言うまでもないかと思います。

 

ちなみに一般的に言われる中小企業の平均年間昇給額は5,000円程度、大企業で10,000円程度だと言われます。
※様々な調査結果がありますので、参考として受け止めてください…

これと比較しても介護業界が昇給への期待値が極めて低い業界である事が伺い知れます。

 

実際昇給に対しての現場の声でも以下のような声が聞かれました。

■昇給に対しての現場の声

  • そもそも昇給する事に期待すらしていない
  • 周りの話を聞いて昇給するだけマシだと思っている
  • 毎年「来年こそは、来年こそは」と言われて裏切られ続けている

それだけ厳しい昇給環境が介護現場には蔓延っているという事になるのではないでしょうか。

 

介護職の離職を防ぐ為の昇給目標ラインは?

これらのこのように、昇給に対しては現実的に大きな期待を持つことができない介護業界。

ただし不謹慎かもしれませんが、この期待値の低さは介護施設運営側にとってはチャンスである事も意味します。

人は期待値を上回った時に、喜びや感謝の気持ちが急激に引き上げられると言います。
良くも悪くもその期待値が非常に低いのが今の介護業界です。

これは、裏を返せば介護事業所が昇給に対してもう少し真剣に考え、取り組む事ができれば介護職の定着問題やモチベーション問題が大きく好転する可能性があるという事を意味します。

 

ではその為の目安となる目標ラインとなる金額はどれくらいでしょうか?

これについてもアンケートを元に考えて見ると今回のアンケート結果では5,000円の昇給が叶えば6割以上のも介護職の納得が得られる事になります。

まずはこの5,000円の昇給ラインを一つの目安とするのも良いのではないでしょうか?

昇給5,000円で介護現場の期待値に答えられる可能性が高い?

 

様々な環境やキャリア、評価等の軸がありますので一律に言えるものではありませんが是非このラインを一度イメージしてもらえれば良いのでは?と個人的には考えます。

よく「介護保険に左右され、売上の天井が見えやすい介護事業は先行きを踏まえると昇給をさせづらい」という事がありますし、それは事実だと思います。

ただし、裏を返せば同じような経営条件下で従業員の満足を得る給与の仕組みや昇給制度を設けている介護事業所があるのも事実です。

それだけでも検討の余地がある部分です。

繰り返しになりますが、期待値が低いからこそ、改善に積極的に取り組む価値があるというのも大事な考え方の一つではないかと思います。

 

最後に、少しでも給与UPを目指したい方へ

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
この記事をお読みいただいた方の多くは、現状の給与や待遇に対して不安や不満をお持ちの方だと思います。
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