労働条件

介護職は「頑張ると損」「昇格すると損」これって本当??

こんにちは、ごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。

私は、新卒で介護業界に飛び込み11年間介護現場や管理職を経験してきました。
その後、転職コンサルに5年間従事し、現在は介護コンサルをする傍ら、介護現場で介護士としても現場のお手伝いをさせていただいています。

そんな元転職コンサルでもある私、ごろにぃがオススメしている転職サイト(エージェント)が、しろくま介護ナビです。

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それでは早速本題です。

少しずつ待遇改善が進みつつも、まだまだ低賃金が問題視される介護業界。

特に介護職の給与問題では、入社時の給与もさる事ながら、入社後のキャリアアップや昇給幅に対して不満を持っている方も多いのではないでしょうか?

  • 経験やスキルを身に着けても、忙しくなることはあっても昇給はほとんどしない…
  • 昇格してせっかく役職についても昇給どころか、給与が下がる事も…

今回はこうした介護現場の待遇問題について、記事にまとめていきたいと思います。

 

介護職は経験・スキルを身に付けても忙しくなるだけ?

介護職間ではある程度の担当こそあれど、基本的には「複数の利用者さんに対して複数の介護職」でケアに当たる事が多いと思います。
要はチームプレーです。

その為、「仕事ができない人を仕事をができる人がフォローする」という事が当たり前に必要な環境です。

その為、経験を積んで仕事のスピードや質が上がっても、周囲の仕事がスムーズでない介護職や真面目に働かない介護職のフォローに回らざるを得ません。

結果的に、スキルを身に着けたり仕事を覚えても、仕事が増えて忙しくなる事はあっても、楽になる事はあまりありません。

更に言えば、仕事ができて且つ真面目な人には仕事が集中てしまい忙しさを助長。
逆に仕事ができない人や不真面目な人には仕事が集中しづらいという負の構図が出来上がりがちです。

 

介護士のスキル・経験が昇給に繋がれば救われる

ただしその一方で「経験やスキルを身に付けても、楽にならない」という事自体は新人さんの受け入れ当初等においては、ある種仕方のないことです。

ただし問題は、その状況に対しての評価にあります。

仕事を頑張っても、頑張らなくても評価は変わらず

一番多いのは、仕事をしない同僚の事を「あの人はそういう人だからね」と上司が指摘もせずに野放しにしてしまうような状況です。
要は「あきらめ」ですね。

上司があきらめるのは勝手ですが、その結果が現場の同僚に及ぶのが一番最悪なパターンです。

結果、仕事を真面目にする人、仕事ができる人は1.5人前の仕事をする事がもはや当たり前の職場と変化を遂げます。
それが当たり前となった環境下では、1.5人前の仕事をしても評価をされません。

評価されないから給与も上がらない

そのような中にあっても仕事ぶりを正しく評価してもらい、給与に反映されれば介護職としても救われます。

ただし、介護施設では昇給させる為の原資を多くは有していません。

介護保険に頼ったビジネスモデルである以上、異業種のように「今期は業績が良かったから大幅昇給」等という例は極めて稀です。

その為「仕事ができる人・真面目に勤務する介護職」と「それ以外の介護職」で昇給差を設ける事が非常に困難な状況にあります。
仮に仕事ができない人であっても、この介護士不足の中、辞められては困るというような心理が働くケースも少なくありません。

更に言えば、真面目に1人前の仕事をしない介護職でも、昇給に対しての主張は1人前だったりしますから、タチが悪いものです。

 

介護士は、昇格しても給与恩恵は受けられず?

またこうした流れは「出世や昇格」のタイミンでも顕著に見られるようになります。
介護業界に限った話ではありませんが、上司から昇格の通知を受けて喜んだのも束の間、給与が下がってしまうというマジック。

失われた残業手当

一般的には、介護業界でも管理職には管理職手当が支給されます。
そして、残業手当が無くなるケースが大半です。

そもそも管理職に残業手当が支給されない事の背景には「管理職とは業務量や業務時間等に一定の裁量を持ちながら仕事に従事し、自らのコントロールで残業抑制も図ることができる」という考え方が存在します。

これは労働基準法でも明記されている部分です。

しかしながら介護現場の管理職は、「裁量権や業務調整のできる環境を与えられず、名ばかり管理職となっている」ケースが少なくありません。

 

このような形で役職や立場は立派になっても、業務に忙殺され裁量をもって働くどころか、残業手当が無くなるだけで、残業時間自体は増加するケースも少なくありません

これなら一般介護士として働きながら、残業手当をもらった方が良いという方も多いのではないでしょうか?

 

夜勤手当を補填できない程度の役職手当

また「役職に就く事で夜勤業務から外れる」という事も介護現場ではよく発生します。
利用者さんのご家族対応や業者対応が増え、日勤帯に現場にいる必要があったりもしますので、この辺りはある種自然な話です。

ただし問題は、役職手当が低すぎるが故に、夜勤手当の給与分さえ補填できないようなパターンが存在するという事です。

夜勤は確かに大変な仕事でハードである事は間違いありません。

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ただし、管理職としての責任ある仕事を与えられたとしても、「夜勤が無くなり給与が下がった」では、元も子もないのではないでしょうか。

こうした点からも管理職や昇格者、仕事のできる人の給与を見直す事は当然に必要なことです。

 

介護業界では名ばかり管理職を悪用する経営者まで存在

ひどいケースでは、「名ばかり管理職」を悪用しようとする経営者まで存在していますので、これまたタチの悪い話です。

責任だけを負わせて大した裁量権や手当も設けずに、役職付きの管理職が無駄に多い介護施設等がその最たる例です。

残念な話「管理職が増えると残業代が抑制できるので好都合です」と笑いながら冗談を言う経営者さんの話は、今でも忘れられません。

それこそ向上心の塊のような介護士であれば「給与が上がらずとも役職を付けられる事で責任感が持て仕事へのモチベーションが上がる」というような方もいるかもしれません。

ただしそのような名ばかり管理職になったとしても、それに見合った業務や裁量権を持たずしては、成長できませんし、残念ながら転職先では一般介護士に逆戻りです。

こうした経営者が自分の利益だけを貪るような状態は、ただただ周囲を不幸にするだけで、あってはなりません。

 

介護士の「頑張り損」「昇格損」リスクについてのまとめ

本来、仕事ではやったものの正当な対価そして、正当な金額の給与が支払われてしかべきものです。

しかしながら今の介護現場では、事がそうシンプルに運ばないというのが実態です。

繰り返しになりますが、

  • 仕事ができるようなればなる程、仕事が増える割に給与は上がらない
  • 昇格したかと思いきや給与が下がってしまう
  • 名ばかり管理職で責任は負わされても、何の裁量権も与えられない 等々

仕事を頑張りたいと思えるモチベーションが対価として存在しないのが今の介護業界の大きな問題の一つです。

正当な給与としての対価が支払われていないからこそ、「やりがい」という感情面での対価にばかり目が向ける経営者や管理者が多いのかもしれません。

こうした問題を問題として各現場の評価体制や管理職について、見直していく事が必須であるのは言うまでもありません。

 

 

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