こんにちは、ごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。
みなさんの介護現場では「いじめ問題」はありませんか??
「大人になっていじめなんて…」という思考の方は、職場環境に恵まれているのかも知れません。
それくらい、介護業界を始めとしたストレスの多い業界では「職場でのいじめ」が問題になってしまいがちです。
程度は「ちょっとした嫌がらせ」から「本格的ないじめ」まで様々なものがありますが、大人同士がが故に陰湿なものも多かったりします。
今回はそんな介護施設での「いじめ問題」について、記事にしていきます。
介護施設での「いじめ」の状況
まず「いじめ」という言葉を聞くと、多くの人は学校等での「子ども達の間で起きるいじめ」をイメージする方が多いと思います。
事実、ニュースになるような「いじめ問題」の多くは学生を中心とした子ども同士のものばかり。
ただし残念なことに、大人の社会である「介護施設」でも、介護士同士のいじめの問題が後を絶ちません。
むしろ増加傾向にあります。
・自分の価値観と合わない同僚や部下がいると攻撃する介護士
・新人が入るとむやみやたらと意地悪をする介護士
・すぐに「敵」「味方」の関係を作る介護士 等
人が定着しないと言われる介護施設の多くで、このいじめ問題は勃発しています。
それこそ以前Tweetをした、新人社員にわざわざネガティブキャンペーンを張るような介護士もいじめの予備軍と成り得るのかもしれません。
新人が入ってくるたびに初日から「何でこんな施設に入社したの…」と全力でネガティブキャンペーンを開くお局的な社員。
先輩風の吹かし方を間違えた残念な例でしかない。
「こんな施設か」どうかは、当人が働いて決めれば良い。— ごろにぃ@介護コンサル (@goronyi_kaigo) January 25, 2019
介護施設でのいじめが多い理由
もちろん介護業界以外でも「いじめ」は存在します。
ただ、その中でも介護業界での「いじめ」が特に多いということにはいくつかの理由があります。
その1.介護現場や介護士に余裕がない
一番の理由は、介護士が足りず業務が多忙な故に、職場全体に余裕がないということです。
・余裕がないと、新人や同僚のちょっとした失敗にもイライラする
・余裕がないと、自分と違った考え方や介護方法を受け入れられず、敵視する
・余裕がないと、不平不満や愚痴が増え、気づけば特定の人を攻撃 等
これらはあくまでも例ですが、介護現場や介護士自身の余裕の無さが、同僚や部下へのイラ立ちやストレスへと転換されてしまい「いじめ」という攻撃的な姿勢に変わってしまう事が多くあります。
その2.教育環境や規則の不足
多くの介護現場では、教育環境や業務のルールに統一感が不足してしまっています。
・職員間の誤った自由をもたらし、無秩序な職場へと変えてしまう
・教え方がわからず、教育が手間となり貴重な新人を邪魔者として扱ってしまう
・教え方が人それぞれ違い、新人が成長せず、結果的に教えた側が成長のし無さにイライラする
・職場内の教え方に統一性がない為、自分と違う他の同僚の教え方や方針ににいちいちイラ立ちを覚える。
ルールがない、正解がない、という事が「敵」「見方」という感情を持ってしまう事が多くなります。
その3.人としての資質の低い介護士がいる
そして最後の一つが一部の介護士が元々持ち合わせる資質の低さです。
・シンプルに気に食わない部下や同僚はいじめる
・そもそも人をいじめる事自体を楽しむような介護士が出てくる
こうした人としての資質の低い人間は、介護業界でも一部に過ぎません。
ただし現在の介護士の仕事は、採用のハードルが低く、元々資質に問題あるような人でも流れ込んできてしまう事も問題です。
いじめを解決できない管理者や上司が拍車を掛ける
こうした「いじめ」が発生してしまうと、たまに「いじめられる側にも問題がある」というような声も聞きます。
しかしながら、万が一いじめられる側に問題行動があったとしても、いい大人が「いじめる」という事でしか対応できないのであれば、いじめる側に問題があると言わざるを得ません。
そして同時に、こうした「いじめ問題」を解決できない、もしくは解決しようとしない管理者や上司が多くいるという事が、いじめに拍車を掛けるケースも少なくありません。
その1.相談して何もしてくれない
・「いじめなんかに負けちゃだめだよ」と、とりあえず応援だけはしてくれる
・「大人同士の事だから、しっかり嫌なら嫌だと言わないとね!」と責任放棄
・「あの人は性格悪いからねぇ…きついよね…」と同調するだけ
これらのように、いじめられている介護士が勇気を持って、管理者や上司に相談しても応援したり、同調するだけで解決に向けて何一つ具体的に対応をしてくれないという例も少なくありません。
その2.対応のレベルがあまりにも低い
また対応をしてくれたとしても、あまりに対応の程度が低く何一つ解決に至らないという事も問題です。
・いじめている介護士の権力が強すぎて「もうちょっと優しくできないかな?」と「指摘」や「指導」ではなく何故か「お願い」のスタンス
・「〇〇さんがこう言ってるから」と管理者としての指導でなく、いじめられている側の文句として伝えてしまい、結果的にいじめに拍車がかかる
こうした対応の結果、物事が改善するどころか、よりいじめている介護士に勢いがつき、更にいじめがひどくなるというようなケースまで出てきてします。
いじめに遭遇した時の対処法
万が一いじめに遭遇した場合の対処法としても、そうは言ってもまずは管理者、上司に相談するのが無難なところです。
それでも上のように、しっかりと対応してもらえないかもしれません。
そこまで陥った場合の対処法は、はっきり言って「転職」しか解決の道はありません。
ただでさえ業務負担の大きい介護士の仕事をいじめを受けながら熟すというのは、並大抵の事ではありませんし、するべきではありません。
幸い今の介護業界にはどこも人手不足で、働きやすい環境の介護施設求人も多くなっています。
明らかにおかしな職場から転職するのは、「逃げ」ではなく「賢い選択」ですから。
もちろん勇気ある方は、一度はっきり言ってやりましょう。「私の事いじめたいんですか?正直迷惑なんですけど!」と。
まとめ
いかがでしたでしょうか。残念ながら今の介護業界はいじめの起きやすい環境が整ってしまっています。
そして、そのいじめを解決できるだけの力量を持ち合わせた管理者や上司が少ないという問題もあります。
介護施設側もこのいじめ問題については、「大人同士なんだから。。。」と安易に受け止めるのではなく、重い課題として受け止める必要があります。
逆にそれができない介護施設は、今後ますます淘汰が進む介護業界を生き残る事はできないでしょう。
そして介護士側も、もしいじめに遭遇し解決できないような場面に遭遇するような事があれば、自ら進んで退職してやりましょう。
泥舟に我慢して乗ってまで未来を棒に振る必要はありません。
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