どうでしょう、みなさんにの周りには、なんでもかんでもネガティブに受け止める同僚や上司はいませんか?
「介護なんて頑張ったってさぁ…」「そんなの考えても無駄だよ」等々、実に様々。
先日もTweetさせてもらいましたが、こんな例があちらこちらで見受けられるのではないでしょうか。
よく人が何かに努力している姿を見て「そんなの無駄。意味ない。」等とむやみやたらと評価する人がいる。
でも言ってる本人は批評するだけで、何もしていないケースが圧倒的に多い訳で…
その段階であなたの方が何歩も先に進めています。
僻みや妬みに足を引っ張られないで。— ごろにぃ@介護コンサル (@goronyi_kaigo) December 1, 2018
ちなみにこうした方々を総称して、私は「ネガティブモンスター」と呼ばせていただいています。
特に介護現場に潜むネガティブモンスターは、なかなか質が悪い(苦笑
特に、マウントポジションを取りやすい新人介護職に向かって、モンスターは力を発揮します。
勤務初日の職員に対して「うちはブラックだよ」「なんでうちの施設なんかに来たの?」「あなたは何日持つかしら?」とネガティブコメントで新人にプレッシャーをかける人たちの事です。
実に不愉快(泣)
今回はこうした介護現場に潜むネガティブモンスターについて、ブログを書いてみたいと思います。
ネガティブモンスターの例
まず初めに、私が知り得るネガティブモンスターの初日対応例を少し紹介してみます。
※基本的には、私が転職コンサル時代に仕事をご紹介した方から聞いた話がメインです。。。
例1.初日からプレッシャー掛けまくり
■「新人なのに何で30分前に来ないの?」
■「わかってると思うけど、初日だからって定時帰れると思わないで」
例2.ゴシップ・派閥大好き
■「うちの施設長と事務のAさん不倫してるから」
■「私と仕事したかったら、今日遅番で来るBさんとは口を聞かないで」
例3.辞めさせたいの?
■「なんでうちのフロア来たの?経験者じゃないといらないけど」
■「私あなたに仕事教える気ないからね」
全て初日の出来事です。。。その前後に何かあったのかもしれませんが、正直何がしたいの?と思わざるを得ません。
そしてこうした話を初日に吹き込まれると、まともな人ほど早期退職していきます。
ネガティブモンスターの目的
次に、せっかく入社してきた新人をわざわざ不安に陥れようとするネガティブモンスターの目的について考えてみました。
パターン1:普通に性格が悪いだけ
パターン2:新人への教育の一環(忍耐力の確認)
パターン3:マウントが取れる内に、ネガティブマインドを埋め込み、同士を作ろうとしている
パターン4:新人を辞めさせたいと思っている
パターン5:新鮮な気持ちで頑張っている新人への妬み 等々
理由は実にさまざまですね。
個人的には、パターン1の「普通に性格が悪いだけ」とパターン5の「新鮮な気持ちがで頑張っている新人への妬み」が大きいのではと思っています。
少なくとも介護現場が大変なのは事実で、大変さ故に頑張る事が苦しくなっている人も多く、そんな時に現れたキラキラした新人さんを羨ましく、妬んでしまったりするのではないでしょうか?(すみません、いつもの独断と偏見です、悪しからず…)
でも少なくとも既に入社済みの職員にネガティブマインドを埋め込んだ所で、仕事の生産性が下がるか、新人が退職してしまうだけです。
そうなると自分たちが大変になるだけで何一つメリットないのですが、「一体どうした?」と言わざるを得ませんが。
ネガティブモンスターの特徴
そしてネガティブモンスターには、一定の特徴があると私は思っています。
特徴1.古株職員(お局様等)
特徴2.口は動くが、手は動かない
特徴3.同調しない人間を敵対視する傾向
特徴4.管理者の前等では、意外に良い顔をする傾向?
こんな感じの特徴があるのではないでしょうか?
特に質が悪いのが、特徴3の「同調しない人間を敵対視」ですね。
入社早々にベテラン職員にネガティブな事を吹き込まれ、不安にされて、挙げ句同調しないからと敵対視されてはたまったものではありませんね…
ネガティブモンスターとの戦い方
ここまでネガティブモンスターについて、見てきましたが肝心の戦い方についてはどうでしょうか?
職場にとって残念ながら有害と言わざるを得ない職員。、基本この手のモンスターはめちゃくちゃ手強いですし、先程の通りお局さんや古株がこうした役割を担っている事も多く、対応を間違うと職場の関係性が完全に崩壊してしまいかねません。
正直できる事と言っても限られてくるとは思います。
対処1.管理者が本人の退職も含め、断固たる姿勢で向き合い指摘する。
対処2.とにかく相手にしない。特に新人に関わらせない。
対処3.管理職を中心にとにかく物事を前向きに捉え、前向きな発信を続ける。
ありがちな対応ばかりになってしまいますが、これを繰り返すしかありません。
ネガティブモンスターも周りの職員が前を向いている中で、一人だけで後ろを向くというのは、なかなか苦しい事です。
誰かが一緒になって後ろを向いてしまうから、モンスターは力を力を蓄える事ができ、勢力を拡大する事ができるわけです。
もし必死になってネガティブワードを振りかざす人がいても「かわいそうな人だな」と余裕を持って対応できるくらいであれば万事OKです。
最後に
ここまでネガティブモンスターをテーマに見てきましたがいかがでしょうか?
皆さんの周りにも1人2人はこうした方がいると思います。
養護したいわけではありませんが、こうしたモンスターには多くの人が成りえるといえるのではないでしょうか。
最初は愚痴を言っていただけのつもりが、ストレスの発散手段として、節度を越えてしまい、こうしたモンスター化を促進しているように思います。
逆に言うとそれだけ介護職はストレスのかかりやすい職業なのではないでしょうか。
そうした人に理解を示しながらも、過度に同調し、職場の環境を崩壊させないようバランスの維持が本当に大事だと思います。
繰り返しますが、まずモンスターに出会っても「かわいそうだな」「またいたな」くらいの余裕をもった対応でぜひ乗り切ってください。
モンスターは相手をされることで、勢力を強めることをお忘れなく。