あるある

「経験ある介護職が、転職して新人介護職へ」新人のあるある失敗談

こんにちは、ごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。

私は、新卒で介護業界に飛び込み11年間介護現場や管理職を経験してきました。
その後、転職コンサルに5年間従事し、現在は介護コンサルをする傍ら、介護現場で介護士としても現場のお手伝いをさせていただいています。

そんな元転職コンサルでもある私、ごろにぃがオススメしている転職サイト(エージェント)が、しろくま介護ナビです。

「ホワイトな介護現場の求人のみをピックアップする」をテーマに「しろくま」と命名され、新聞にも取り上げられる程の転職サイトです。

労働環境に不安がある人は是非ご活用ください。

1分で登録完了!しろくま介護ナビに無料登録

 

 

それでは早速本題です。

当ブログをお読みいただいていただいている介護職のみなさんの中でも、「介護職→介護職」の転職経験のある方が多いかと思います。

ただそこで問題。

転職し、新規一転頑張ろうと思ったのに、なぜか転職先の職員同士の人間関係がうまくいかない。

そんな経験はありませんか?

今回は、そんな「経験のある新人介護職が、転職先で起こしがちな失敗あるある」について、記事を書いていきたいと思います。

 

「介護職から介護職へ転職」新人が人間関係で起こしがちな「あるある失敗談」

「介護職から介護職への転職」このご時世、こうした同職種内での転職はもはや日常。

「更なるキャリアアップを」「新たな環境で楽しく仕事を」と意気揚々と転職するも、転職先での人間関係にまさかの苦戦。

そんな時にしてしまいがちな「転職先での新人あるある」のトップ3がこちら。

 

■経験のある介護士が転職、転職先でやってしまいがちな失敗

1位.「前の職場では…」の前職比較

2位.「自分、資格・経験あるんです」の自分自慢

3位.「質問はありません」で我流の介護

この1位~3位を見比べてもらってもわかりますが、これらは「介護職としての経験があるが故に」というものばかりに。

経験があるばかり、ついつい、新たな環境への適応に失敗してしまうという事も少なくありません。

 

NG集1位.「前の職場では…」の前職比較

まず転職組の介護士が最も陥りがちなのが、この「前の職場では…」という前職との比較です。

「前職が正解」だという姿勢は一旦おいておく

新人を受け入れる立場にたった時をイメージしてみてください。

業務の進め方を教える度に「でも」「いや」と前おきをして「前の職場では〇〇だったんですが…」と否定的に以前の職場を引き合いに出してくる新人さんはいませんか?

実際のところ、介護の仕事に限らず、同じ業界から同じ業界に転職したとしても、業務の進め方には様々な違いがあります。

それが介護のように、価値観や考え方によって対応が異なってくるような業務であれば、それは尚更です。

それにも関わらず、「前職は、、、」「前職は、、、」と繰り返してしまうと、受け入れ側が「なんでこの人は転職してきたんだろう?」「だったら前の職場に戻れば良いのに」と、ネガティブな反応になりかねません。

もちろん経験のある介護職にとっては、新たな環境で仕事するに際して、前職との比較は避けて通れませんし、それが必ずしも悪い事ではありません。

ただし経験のある新人介護士が転職で大事な事は「前職と違う進め方をする事について否定的な見方ばかりするのではなく、新しい方法を受け入れる姿勢を持つこと」です。

もちろん一度受け入れ、試した上で、明らかにおかしな進め方をしている点やより良い方法については、声を上げて提案してみるべきだとは思います。

「前職は前職」「現職は現職」リセットと切り替えが、転職のスタートライン

 

 

受け入れ側も注意が必要

そして、この新たな声や進め方に耳を傾ける事の必要性については、受け入れ側にも言える事です。

実際のところ、自分たちのこれまでの進め方が正しいと決めつけて、「明らかに正しいであろう新人さんの声に耳を傾けない」というような例も少なくありません。

よくあるのが、「うちは昔からこのやり方なんで」という謎の理由。

良いものがあれば良いものに乗り換えるという意味では、受け入れ側の既存職員もフラットでいる必要があります。

大事なことは新人も受け入れ側も過去に囚われず、フラットに意見に耳を傾け合うということです。

 

NG集2位.「自分、資格・経験あるんです」の自分自慢

そして同業からの転職だからことやってしまいがちなのが、この自分自慢。

  • 以前はもっと大変な環境を一人で回してたんです!
  • 経験が5年以上あるので任せてください!
  • 介護福祉士持ってるん大丈夫です!

これらのように「舐められたくない」「マウントされたくない」という思いなのか、「とにかく自分は仕事できますよとアピールする」介護士も少なくありません

経験があるからこそ「新人扱いされたくない」という気持ちはわかります。

ただ残念ながらそれを「すごいですね!」「頼りにいています!」と素直に受け入れてくれる同僚ばかりではありません。

「口はいいから行動と態度をよろしく!」とむしろそうした自慢・自信に対して姿に冷たい視線を送ってい同僚も少なくないかもしれません。

そして肝心なのは「どれだけ経験したか」ではなく「その経験を現職でどう活かしてくれるのか」です。

経験者とは言え、せっかく転職したわけなので、背伸びして無理するのでなく、自分のペースで貢献してくれることを新たな職場は求めています。

言動や自慢ではなく、自分の行動の結果で「やっぱい経験者だけあるよね!」と評価されば良しですね。

「自信・自慢」は封印して、できる事を行動で示すべき

 

NG集3位.「質問はありません」で我流を邁進…

また経験があるがゆえに、「教わっていないこと」や「聞いていないこと」を自分の経験則にで勝手に判断や対応してしまう事が問題になることもあります。

先輩:「質問があればなんでも聞いてね」と気遣う
新人:「大丈夫です」
ただし、気付けば独自ルールでケアを邁進し、結果的に現場が混乱…

このようなケースも珍しくありません。

それこそ、上記の1や2と重複する部分もありますが「前職の経験を元に…」や「こんな質問して、できない人間だと思われたくない…」等の思いが、自分勝手な判断に繋がってしまいがちです。

また経験のある新人がこうした傾向に走りがちになる理由は、受け入れ側にもあります。

経験者だからと過度に期待をして「やったことあるからできますよね!」「経験あるから大丈夫ですよね!」とついつい新人が質問をしづらい環境を作り、追い込でしまいがちです。

その割に何かミスがあれば「なんで確認してくれないんですか?」「経験者なのにこんなこともできないんですか?」とご立腹。

だからこそ新人たるもの経験があろうがなかろうが、新たな職場環境に馴染むまでは、わからない事や確認したい事は遠慮なく質問するべきです。

そして受け入れ側も、経験問わず「質問を受け入れる姿勢」をもつべきです。

こうした双方の配慮がなければ、経験者だという理由だけでうまく事は運びません。

「新人は経験があっても新人」一からの確認を!
周囲も過度な「期待」と「放置」を慎むべき

 

介護職が転職した時に陥りがちな失敗についてのまとめ

ここまで経験のある新人が陥りがちな失敗や特徴についてまとめてみましたが、いかがでしょうか。

経験があるという事は、大きなメリットであると同時に立ち振舞によってはデメリットになってしまう事がこうした例からも伺えます。

経験があったとしても、経験が無かったとしても大事なことは、経験を一旦リセットするという事です。

転職の良い点は、本来新たな環境に心機一転身をおけること、新たな経験や考えを身につけられる事にあります。

そしてそのゼロスタートが、自分自身の価値観や考え方を広げるきっかけにもなります。

同時にそれは、受け入れ側にも言える事です。

記事内でも書いた通り、介護施設では「うちは昔からこのやり方なので」というような、根拠のない効率の悪い業務が存在してしまいがちです。
そしてそうしたものを無意識に受け入れてしまいがちです。

だからこそ時には、新人の話にもフラットに耳を傾け、より良い方法を考えるという姿勢は常に持つべきです。

良い職場というのは、新人が入社する度に前向きな雰囲気や新たな考え・刺激が生まれます。

そしてその為には新人側、受け入れ側双方の適切な配慮やフラットな心構えが大事です。

「経験を捨てる」「過去の方針を捨てる」という事ではなく、新人側も受け入れ側も都度一度リセットする事が新たな可能性を広げるきっかけになることは少なくありません。