こんにちは、ごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。
私は、新卒で介護業界に飛び込み11年間介護現場や管理職を経験してきました。
その後、転職コンサルに5年間従事し、現在は介護コンサルをする傍ら、介護現場で介護士としても現場のお手伝いをさせていただいています。
そんな元転職コンサルでもある私、ごろにぃがオススメしている転職サイト(エージェント)が、しろくま介護ナビです。
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それでは早速本題です。
介護の仕事と言えば、大きく分けると訪問介護やデーサービスを主とした「在宅系」と特養や老健、有料老人ホーム等を主とした「施設系」の大きく2つのサービス形態に分ける事ができます。
そんな中で、在宅系サービスの一環として「ショートステイ」というサービスがあるのをご存知でしょうか?
介護職の方であれば、多くの方がご存知でしょうしある程度イメージできるサービスだと思いますが、実際に介護職としてショートステイでのケアに関わった事がある方はそれほど多くないと思います。
それだけにイメージだけが先行しがちな、このショートステイ。それも楽だというイメージが少なくないショートステイ。
今回はこのショートステイについて、記事にまとめていきたいと思います。
ショートステイとは?
冒頭にも書いたようにどちらかと言えば、実務での経験者がそれほど多くなく、イメージが先行しがちなショートステイがどのようなサービスなのかについて、まずは確認したいと思います。
ショートステイのサービス概要
まずショートステイのサービス概要についてです。
ショートステイは別名「短期入所生活介護」と呼ばれ、その名の通り、短期的な入所(宿泊)を伴う介護サービスで、入所期間は原則として1日~最大で30日までとなっています。
普段は在宅で生活している高齢者が主な対象者となり、サービスの受け入れレベルとしては要介護1以上の方が対象となります。
家庭の事情により一時的に家族による介護が難しい場合等、ショートステイは一時的な受け入れ先として活用されます。
■ショートステイのサービス概要
- サービス対象者は、日常は在宅で生活している要介護1以上の高齢者
- サービス期間は、1日~最大30日までの宿泊を伴うサービス
- サービス目的は、利用者さんの生活安定とご家族の介護負担軽減等
ショートステイの種類
またショートステイといっても受け入れ方式(サービス形態)にも複数あり、特養やデイサービス等に併設されているような併設型から、ショートステイを専門とする単独型まで、サービスの提供環境は様々です。
併設型サービス | 特養や老健と同フロア等で併設運営されているサービス |
---|---|
単独型サービス | ショートステイのみを専門にサービスを提供 |
いずれのサービス形態も予約制のサービスで週末や大型連休時等には利用者さんが増加する傾向にあります。
また昨今では在宅敬語を推奨するような動きもあり、今後利用ニースの高いサービスだと思われます。
「ショートステイが楽」だというのは、大きな勘違い
ショートステイのサービス概要については、上で書いた通りですが、このショートステイを介護士目線で見た時に「ケアが楽なサービス」だと受け止める声が少なからずあります。
インターネット上でも「介護経験が浅い人にオススメ」「落ち着いて家庭的なケアを重視した人にオススメ」といったように、「負担の少なさ」や「働きやすさ」を紹介するような記事が少なくありません。
私もいくつかのショートステイで、介護士としてお手伝いをさせてもらった事がありますが、確かに「介護度は低い傾向にある」「手の掛からないように利用者さんもいる」という事はあります。
ただしあくまでもそういう側面があるというだけで、ショートステイでのケア自体が「介護度が低いから楽」「皆が皆手が掛からない」というは、正直なところ幻想と言わざるを得ません。
この前、同僚に
「ショートステイってさ、普段在宅の人をたまに預かるだけじゃん?みんな大変だって騒ぎすぎしゃない?」と言われたけど。ショートの受け入れはマジ大変だよ…
— ごろにぃ@介護コンサル (@goronyi_kaigo) September 13, 2019
Twitterでもこのような投稿をして、多くの方から共感の声をいただけた事からもその事が改めて頷けます。
「ショートステイが楽」だという決めつけは大きな間違いです。
「ショートステイが楽ではなく大変」な理由
では具体的にショートステイの何が「楽ではなく大変」にさせているのかについて、3つのポイントからまとめていきたいと思います。
慣れない環境での宿泊に「混乱する利用者さん」
まず一番は慣れない生活環境の中での「利用者さんの不穏や混乱」です。
日中での生活だけなら、日常と違った環境を楽しめる利用者さんも少なくありませんが、夜になり床につく頃には急に不安なり帰宅願望を示されるようなケースも少なくありません。
言い方はさておき、介護度の低い方の帰宅願望の場合、ご自身で動き回られてしまうので、介護士にとってはより目が離せず、大変な環境下でのケアとなります。
また見方を変えれば「自宅でカバーできないからショートステイ」を利用しているとも言、え、介護度の側面以外でも手のかかる利用者さんが少なくないのも事実です。
最終的にはそんな利用者さん達が集まるわけですので、通常以上に利用者さん同士のトラブルも増えてしまいがちです。
目まぐるしく入れ替わる利用者さんに「混乱する介護士」
また、介護士にとっては「出勤の度に利用者さんの顔ぶれが変わっている」という事も珍しくありません。
「せっかく利用者さんの特徴を掴んだのに…」「せっかく利用者さんと関係が構築できたのに…」都度都度リセットさせられる環境は、これはこれで中々大変です。
更に営業的な側面として、「次回利用に繋げられるように」と通常以上の気遣いやサービスの質が求められる事も少なくありません。
中には、「毎日顔ぶれが変わることが刺激になって楽しい」という声もありますが、私自身は、楽しむ余裕を大変さが有に上回っていました(苦笑。
利用者さんの入れ替えに伴う作業量
そしてショートステイの大変さでやってみないとわからない大きな負担が「利用者さんの荷物管理や入れ替え」です。
「自宅生活の延長でのケア」を大事にした時に、利用者さんの持ち込まれる衣類や荷物が大量になる事も珍しくないのもショートケアの特徴。
こうした衣類や荷物を利用者さんの頻繁にある入れ替わりの度に入れ替えたり、管理したりしなければならないのもショートステイならではの業務であったりもします。
利用者さんが入れ替わる度のこうした環境整備も尋常ではありません。
ショートステイの大変さについてのまとめ
ここまでショートステイの実情についてまとめてきましたが、いかがでしょうか?
一見、「在宅の延長だし楽なんじゃない?」というような見られ方もするショートステイ。
でも実際のところは、そう簡単ではありません。
■ショートステイでの大変な例
- 慣れない環境に不穏な利用者さんへの対応
- 毎度代わる利用者さんの顔ぶれへの対応
- 荷物や衣類管理等の環境整備への対応
- 次回に繋げる営業的な側面での対応 etc
ただもちろん、ネガティブな事ばかりではなく、記事内でも書いた通り「毎日利用者さんの顔ぶれが代わる事で刺激がある」等の前向きな受け取り方もできるかもしれません。
それこそ、仕事が大変なのはショートステイに限った事ではないですしね。
ただ少なくとも「ショートステイだから介護の仕事でも楽だ」というはあまりにも安直な考えなのはご理解いただけるかと思います。
実際の現場では「ショートステイには職場の中でも仕事のできる人を集めて配置する」というところもあるくらいです。
この記事で、決してショートステイがダメだと言いたいのではなく、仕事としてショートステイを熟す事が、簡単なものではではない事がご理解いただければと思います。
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