あるある

【辞める詐欺】介護事業所は意見を聞くべき相手を見誤るな

突然ですが、みなさん「こんな職場もう辞めてやる!」と思ったことはありますか?

恐らく今介護現場に勤務している半数以上の人は「ある」という返事になるでしょう。ちなみに、私にも何度かあります(苦笑

でも一方で多くの方は「辞めたい」と心に思うことあったり、友人に愚痴る事はあったとしても、職場でむやみに「辞めてやる」なんて口にはしないと思います。

実際に退職を訴える前に、改善策が無いか考えたり、我慢して乗り切きったり、と自分で考えて結論を出すという方が多いと思います。

でも一方で「辞めます」が口癖みたいになっている同僚や部下を見かけませんか?そしてそういう人に限って意外と退職しないと思いませんか?

先日こんなツイートをしたら思った以上に共感と反響をいただきました。

 

要はどこの職場にも「こんな職場辞めてやる!!」と騒ぎ立てる割に、辞めずに勤務し続ける職員がいるようです。

ただ一方、本当に辞めていく人は、無駄に騒ぎ立てる事無く、淡々と仕事をこなし、ある日静かに辞めていきます。

今回はこの点にもう少し踏み込んで、辞めるといって辞めない(=辞める詐欺)職員がもたらす可能性のある弊害やその対策について、ブログを書いてみたいと思います。

辞める詐欺の狙い

まず「辞めてやる」と騒ぎ立てるにも関わらず、なかなか辞めない人は「どんな人?」で、「どんな目的?」をもっているかについて考えてみます。

■辞める詐欺を実行する人の特徴
自分の想いを抑えたり、我慢したりする事が苦手で、目の前で起きた嫌な事や納得てきない事に対して、冷静に判断したり、考えたりする前に口癖のように「辞めてやる」という言葉を発します。
すごくネガティブな言い方をすれば、到底辞める気もないのにそうした発言をする、自己中心的で構ってちゃんな人だという事です。

とにかく「辞める」という言葉を躊躇なく安易に出し、簡単に引っ込めます(苦笑

■辞める詐欺を実行する目的
辞める詐欺を実行する人は「辞めてやる」と言えば、周囲が自分に振り向いてくれることを知っています。
それを良いことに「辞める」という表現を使う事で、管理者や周囲の職員を牽制し、自分自身の発言力が増すようにし向けます。
もちろん何も考えずに、「辞める」が口癖になっているだけのタイプの方もいますが。。。

一方で、「辞めたい」という思いを我慢し続けた結果、「辞める」という言葉を発している人もいますので、しっかりと見極める事が大事です。

ただし、基本的にしっかり考え抜いてそうした発言をする人は、辞める詐欺を発動することなく、そのまま本当に辞めていきますけどね(苦笑

辞める詐欺に引っかかる事のリスク

先程も書いた通り「辞める詐欺」を発動する人は、基本的に辞めませんし、自分本位の要求を発信する傾向があります。

それにも関わらず、周囲が「辞められた困る」と過度にフォローし過ぎて現場が疲弊するというのはよくある話です。

辞める詐欺師Aさん「このフロアは忙しくて身体がついていかないので、辞めます」
管理者「ちょ、ちょっと待った!負担の少ないフロアに配置変更するか、業務内容を見直すか検討するからちょっと考えて直してよ」
辞める詐欺師Aさん「いや、明日すぐにでも変更してもらえないなら辞めます、限界です」
管理者「わかった、じゃ明日すぐに配置変更して、負担も減らして上げるから、だから辞めないで。。。」

こうしたやりとりが続くと結局何が起きるのか?

答えは簡単です。「我慢して淡々と働いてくれる人にどんどんしわ寄せ」がいきます。

「辞める」という言葉に敏感な上司や周囲の人間は、「何が問題なのか?」「どうすれば良いのか?」について、検討もろくにせず「辞める詐欺師」の言うことに振り回されてしまう傾向があります。

介護業界の人手不足が加速する中で、「目先の辞める人」を引き止めるということに重きが置かれている象徴だと思います。

そしてこうした事に味をしめた辞める詐欺師は、、嫌なことや納得いかない事がある度に「辞める。辞める」と辞める詐欺を発動します。

その声に上司はじめ、管理者は過度に干渉します。結果、辞める詐欺師にとって働きやすい職場が完成し、我慢する人には働きづらい職場と化すわけです。

※もちろん「辞める」という声には、こうした詐欺的なものや単純な愚痴だけでなく、「職場の問題」が含まれていることが多分にあります。だからこそ、こうした声を蔑ろにするわけでなく、正しく理解し解決策を考えることが最終的には一番重要です。

耳を傾けるべきは「黙って淡々と仕事をするタイプ」

辞める詐欺を発動する人達は先程書いた通りですが、私はむしろ現場が耳を傾けるべきは、淡々と仕事をこなしている職員のみなさんだと思っています。

大きな声を上げるわけでもなく、与えられた仕事をも淡々とと熟す。

こういうタイプの職員の方が意外と職場環境を冷静に見ることができていますし、「辞める辞める詐欺」に振り回されている周囲の職員を冷ややかな目で見ていたりするものです。

よく「〇〇さんは文句一つ言わずもくもくと働いてくれるから助かる!」と安心しきった様子で、部下を評価する上司がいますが、これは大きな間違いです。

仕事していれば文句の一つ二つあるに決まっています。ただ、先程の「辞める辞める詐欺」とは違い、「辞める」と声を上げるまでのハードルが高いというだけです。

要は「我慢をしているだけ」だということです。

それにも関わらず、そこに甘えきっている上司や周囲の同僚。。。そうした淡々タイプの職員は、辞める詐欺に振り回される職場を見かねて、特段大きな声を上げることもなく辞めていきます。

さらに言うと、こうした人は辞める時も冷静なので、いちいち職場の悪口を言わず、それらしい理由をつけて辞めていきますので、何も知らない上司は、自分の立ち振舞を振り返る事もなく、仕方のない退職だったのだと諦めているものです

そして何より、現場で実際に他の介護士よりも手を動かし活躍しているのは、こうした淡々タイプの職員です。

辞める詐欺に振り回された結果、生産性も高く職場への貢献度も高い貴重な職員を失っては元も子もありません。

だからこそ普段声を上げずに淡々と業務に励んでいる職員の声に耳を傾ける必要があります。

「辞める辞める」と言ってばかりいる人より、余程建設的で重要な課題や改善策が見えてくるかも知れません。

最後に

ここまで「辞める辞めるタイプ」「淡々タイプ」と特徴を見ながら考えてきましたが、結論いずれも職場に対して不安や不満、課題を持っているという点では同じだと思います。

違うのは何度も言う通り、「辞める」と声に出すタイミングやハードルの高さ、また表現であったりという事に過ぎません。

それにも関わらず、職場では「声に出す人たち」の不満の声にばかり振り回されて、偏った現場の見方をしてしまっている事が多くあります。

だからこそ「声に出していない」いわゆる淡々と働くもくもくタイプの声にもしっかり耳を傾けて、正しい職場理解と改善を心がける必要があります。

こうした職場メンバーの特性を理解した上で、それぞれの声に耳を傾け職場環境の構築に務める事が本当に大事です。

「現場の声を聞く≠騒ぐ人の声を聞く」ではないということが、より浸透していく事を願います。

上司や同僚はその事をしっかり理解し、一部の口ばかり動かす人でなく行動で貢献してくれる職員を評価する事でより、前向きな職場環境が作られると思います。

 

おまけ】
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