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「私の職業は介護士です」と言うのは恥ずかしいですか?

こんにちは「介護コンサルをしながら、現役介護士を両立」がモットーのごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。

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ご縁があり、本記事にたどり着いていただいた方の皆さんの多くは、介護業界に纏わるお仕事をされていたり、これからしようと思っていたり等々、何かしら介護業界に関わりのある方が多いのではないでしょうか?

そんな皆さんにお聞きしてみたい事。

それは「私は介護士です」と恥ずかしからずに言えますか?という事です。

この質問が、今目の前で一生懸命介護士をしている皆さん、そして介護士として責任やプライドをお持ちの皆さんに対して、失礼な事であることは重々承知しています。

それでもなぜ私がこんな事に疑問を持ったのか?
その答えは実にシンプルで、私自身が「介護士をしている」と堂々と周囲に公言できていなかった時代があるからです。

そして、同じくこのように「自分の仕事が介護士だと言うのが恥ずかしい」という同僚にも多く出会ってきたからです。

今回は、こうした経験を元に「介護士」×「恥ずかしい?」について、記事を書いてみたいと思います。

 

「介護士」×「恥ずかしい」心情調査

そもそも私がかつて感じたような「介護士」という職業に対しての「恥ずかしさ」のようなものを周囲の介護士さんは感じているのでしょうか?

この点について、Twitterでアンケートを実施してみましたので、ご覧ください。

65%の介護士が「仕事に対しての恥ずかしさ」を感じた事があると回答

まず、こちらの上のTwitterでの調査結果をご覧いただければわかるかと思いますが、実に65%もの介護士が「仕事に対しての恥ずかしさ」に共感をいただく結果となっています。

400名以上の皆さんの声がお伺いできましたので、この割合はある程度信憑性のあるものだと判断して良いかと思いますが、それだけ多くの介護士が自分の仕事に対して「恥ずかしさ」のようなものを感じているという事です。

それだけ、仕事の内容や賃金等の待遇等々「何となく周囲に堂々と言いづらい」というのが多くの介護士の抱えるもどかしさだと言えると思います。

介護士の仕事を「恥ずかしい」と感じる理由

では、この介護士の仕事を「恥ずかしい」と感じる理由について、私なりにポイントを挙げながら考えてみたいと思います。

「待遇面」からくる恥ずかしさ

まず、最も多いのがこの待遇面からくる恥ずかしさではないでしょうか?

・介護士だと言えば、収入が低いと見下される
・介護士だと言えば、残業が多く休みが少ないと同情される

こうした事実や偏見に晒されたくないというプライドや面倒くささが、介護士だと周囲に堂々と言いづらい状況を作り出しているのではないでしょうか?

性別で語るのは今の時代にそぐわないかもしれませんが、それこそ男性の方がよりそうした傾向が強いように感じます。

 

「業務内容」からくる恥ずかしさ

また、業務内容に対しての恥ずかしさを感じる介護士もいるかも知れません。

介護士と言えばいわゆる3K「きつい・汚い・危険」こうした事が昔からよく言われます。
事実、綺麗な仕事ばかりではないですし、そうした業務内容の難しさにさらされる事も少なくありません。

そんなネガティブな仕事をしているイメージを持たれたくないという事もあるのかも知れません。

更に言えば、「介護士は誰でもできる」という表現に代表されるように、業務をバカにしたような風潮が少なからず世の中にある事も影響しています。

 

【介護士の仕事】誰にでもできる?できない?みなさんも耳にしたことがありませんか?「介護士なんて誰にでもできる仕事だよ」というセリフ。 実際SNS上でもよく「介護士は誰にでもでき...

 

介護士の仕事を「恥ずかしくない」と感じるまで

冒頭にも書いたように、私自身も何となく上に挙げたような事が理由で、「自分の職業は介護士だ」とは堂々と言う事はできませんでした。

でも、そんな私がいつ間にかこうした「恥ずかしい」という感情を持たなくなったのも事実です。

そこまでの心情の変化について、少し紹介しておきます。

周囲で一生懸命働く同僚や上司との出合い

まず一番大きかったのは、周囲で一生懸命に働く同僚や上司に出会えた事です。

同じ境遇で、同じ仕事をしている周囲に前向きに仕事をする人たちと関わるうちにそうした「恥ずかしい」という思いが、どうでも良いものへと変化をしていきました。

もちろん待遇や仕事内容に対しての愚痴や不満が無くなったわけではありません。

ただし、それ以上に「そんな事ばかり言っていてもどうしようもない」という前向きな心情を持てるようになっていました。
またその過程で、自分の介護に自信を持てるようになり、介護士以外の人にはできない仕事をしていると思える場面が多くなった事も影響していると思います。

 

単純に忙しぎて、余計なことは考えなくなった

また、そうしした美談のような話ばかりではなく、単純に介護現場で働く期間が長くなるほど、介護士に対して理解のある人達との関わりが多くなったという事も影響しています。

更には忙しい環境の中で、がむしゃらに仕事に集中する事で、自分の仕事を良く見られるとか見られないという事はどうでも良いことのように感じるようにもなっていました。

言い方は変えると、「自分の仕事を良く思われたい」等、余計なこと考えすぎるからこそ「恥ずかしい」という感情が芽生えるのかもしれません。

 

まとめ

いかがでしょうか?この記事をお読みいただき少しでも共感いただけるポイントがあったとすれば、うれしく思います。

今回は私自身の心情変化として「介護士を恥ずかしいと感じていた自分」から「恥ずかしいと感じなくなった自分」への変化を紹介させていただきましたが、もちろんこれが全てで皆が皆このようになるとは到底思えません。

中には「恥ずかしいと感じた事などない」「それでも私は恥ずかしい」等、様々な介護士の皆さんがいらっしゃると思います。

ただし過度に「介護士の仕事は恥ずかしい」と感じ、無駄にネガティブに自分自身の仕事を受け止めている介護士の皆さんがいるとすれば、私は「そこまで深く考える必要ないよ」と声を掛けたいと思います。

介護士を取り巻く環境は引き続き厳しいものかもしれませんが、自分が選んだ介護士という仕事である以上は、少しでも前向きに自身の仕事を受け入れられる介護士さんが多くいれば良いなと、勝手ながら記事を書かせてもらいました。

 

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