早速ですが先日、このお題目で「入居系」について、ブログを書かせていただきました。
今回は、その延長線というとこで「在宅系」にスポットを当ててブログを書いてみたいと思います。
また繰り返しですが、最終的には事業所それぞれの個々の環境によるものですので、あくまでも参考程度に受け止めていただけると幸いです。
デイサービスの適正
■特徴
デイサービスと言えば、やはり入浴介助とレクリエーションをメインとしている事業所が多いのではないでしょうか?一見、介護度の低い利用者さんを相手にしている為、負担は少ないと思われがちですが、そんな事はありません。介護度が低く、自身での判断がしっかりできるという事は、それだけ物事の要求が増える事もあります。またご利用者の送迎があるので、時間管理が非常に大事になります。
■必要なスキルセット
①コミュ力:★★★★★
②体力:★★★★☆
③俊敏性:★★★★★
④企画力:★★★★★
⑤運転:★★★★★
■おすすめする方
利用者さんとのコミュニケーションを求められる部分が大きく、やはり会話が好きな方にオススメな仕事です。ただ勘違いしてもらいたくないのが、会話を楽しむような余裕のあるデイサービスはごく一部です。やはり、入浴介助での体力も必要ですし、レクリエーションでの器用さも必要、時間管理の為の俊敏性も必要、そして何より正社員であれば送迎業務での運転が求められるケースが多々あります。そのため、総合的に体力やスキル等も求められ、オールラウンダーの介護職に向いている傾向にあるように思います。
訪問介護の適正
■特徴
訪問介護といえば、まず利用者の自宅にお伺いしての業務になります。移動手段は法人により様々ですが、スクーターや自転車での移動が最も多いのではないでしょうか?業務内容自体は身体介護から生活支援まで幅が広く、1人での対応となることから、個人での判断や責任感が求められる傾向にあります。また労働環境が個人宅である為、常に違ったハード環境での仕事が求められる難しさがあると思います。
■必要なスキルセット
①コミュ力:★★★★★
②体力:★★★★☆
③俊敏性:★★★★☆
④企画力:★★★☆☆
⑤運転:★★☆☆☆
■おすすめする方
個人宅にお伺いするという部分で臨機応変な対応が求められ、その辺りで落ち着いた業務ができる方にオススメの仕事となります。また利用者とマンツーマンとなる為、しっかり関わりが取れる反面、距離の保ち方が難しかったりもしますので、適度なバランスの取れるコミュニケーション力が求められます。移動しながらの業務となりますので、それが苦になる方もいるかもしれませんが、それこそリフレッシュしなが勤務したい方であれば、移動を通じてバランスは取りやすいかもしれません。(移動の時間も詰め込まれていますので、余裕はないかもしれませんが…)
ショートステイの適正
■特徴
ショートステイは、普段在宅で生活されている方が、ご同居家族の事情(旅行・冠婚葬祭)等により、短期的に入所施設で生活をするというものです。期間は最長30日まで利用可能ですが、多くは数日から1周間程度の利用をされます。ショートステイのみをメインで行っている事業所もありますが、特養等に併設されているタイプのショートステイが多いのも特徴です。
また普段の様子を掴みきれていない方の泊まりの支援をする訳ですので、事前の情報収集や準備が非常に大事になります。
■必要なスキルセット
①コミュ力:★★★★☆
②体力:★★★★☆
③俊敏性:★★★★☆
④企画力:★★★☆☆
⑤運転:★★★★☆
■おすすめする方
ご利用者も旅行気分で来れる方もいたりと、サービス業としての側面も強くなりがちですので、接遇に自信のある方がおすすめです。またホテル等を想像してもらうとわかるかもしれませんが、利用者さんが自宅に戻られる為の準備や施設に受け入れる為の準備等、限られた時間内でやるべき業務が多々あり、手際よく動くことが求められます。常に利用者の顔ぶれが変わる中で、躊躇なくテンポよく対応できるだけのコミュニケーション力や積極性のある方にオススメです。
小規模多機能型居宅介護の適正
■特徴
介護サービスの中でも認知度の低いサービスとなるかもしれませんが、小規模多機能とはデイサービスを軸にしながら、訪問介護やショートステイを組み合わせた在宅サービスです。まさにオールラウンドのサービス。その為、送迎もあれば夜勤もあり、訪問もしてと仕事内容毎に役割を切り分けられる事も多いですが、一つの施設でそれらのサービスをを一気通貫で行える事で、柔軟性やサービスの質が均質化されやすいという特徴があります。
■必要なスキルセット
①コミュ力:★★★★☆
②体力:★★★☆☆
③俊敏性:★★★★☆
④企画力:★★★★☆
⑤運転:★★★★☆
■おすすめする方
多角的にサービスに関わる必要がある為、やはり柔軟性は必須です。当然業務の幅が広く、覚える事や考える事が多くなるので、勤勉タイプの方にはオススメかもしれません。また利用者さんと様々な形で関わることができる為、利用者さんやご家族の身近な存在として相談しながら業務したりすることに興味あれば尚良いのではないでしょうか?
最後に
先日の入居系に引き続きまとめさせていただきましたがいかがでしょうか?
平均介護が入居系と比較して低い傾向にある為、一見負担が少ないと思われがちな在宅介護。
でも個人的にはそんな事は一切なく、その分のコミュニケーション力や手際の良さ等、逆に求められるスキルの幅も大きいと言えるかもしれません。
が、しかしこれまた繰り返しになりますが、これらは完全に私ごろにぃの独断と偏見ですので悪しからず(苦笑
ちょっと迷った時のほんのほんの小さな判断材料になれば幸いです。