こんにちは、ごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。
私は、新卒からこれまで約15年の間に「介護現場」→「現場管理職」→「転職コンサル」と経験を重ね、現在は介護コンサル会社に所属しながら、介護士として現場のお手伝いもさせていただいています。
このブログでは、そんな私自身の経験や考えについて、個人的な見解として発信させていただいています。
ちなみにブラックと言われがちな介護現場の環境に悩みを抱える方に元転職コンサルでもある私がオススメしている転職サイト(エージェント)が、しろくま介護ナビです。「ホワイトな介護現場の求人のみをピックアップする」をテーマに「しろくま」と命名され、新聞にも取り上げられる程の転職サイトです。
介護業界の労働問題に一石を投じるサポート方法を取り入れ、私自身も応援しつつ自信をもってご紹介しているサイトです。
もしお悩みある方は情報収集にご活用ください。
それでは早速本題です。
今回のテーマは介護士の採用面接での「質問はありますか?」に対してのベストアンサーについてです。
介護業界のみに限った話でなく、面接に行くとお決まりのように「最後に何か質問事項はありますか?」と聞かれます。
この問いに対して
- 「何を質問すれば良いのだろう?」
- 「質問しないとダメなのかな?」
こんな迷いを持つ方も多いと思います。
今回はこうした疑問や悩みについて、私のこれまでの経験を交えて答えていきたいと思います。
(この記事をオススメしたい方)
- 採用面接で「質問」について頭を悩ませている方
- 面接での「質問」をうまく活用し内定確率を上げたい方 etc
「採用面接は不安を無くす為の場」不安があれば質問しましょう
まず「質問が必要・不必要」の前に、採用面接とは何の為にするものなのかをしっかり考える必要があります。
採用面接の目的
- 「法人」が一緒に働いてもらいたいかを見極める場
- 「個人(応募者)」がそこで働きたいかを見極める場
たまに採用面接と言えば「自分が選ばれる(選考される)だけの場」だと考える方がいますが、当然選ぶ権利は面接官(法人)のみならず応募者(個人)自身にもあります。
特に介護業界のような担い手不足の業界であれば、それは尚更です。
だからこそ応募者が「ここで働きたいか?」を考える際に「情報が足りなければ質問して補う、不安を払拭する」という姿勢は当然の事ですし、もちろん遠慮の必要はありません。
大前提として、面接での質問タイミングは有意義に活用し、聞きたい事はしっかり聞きましょう。
面接の場で質問しづらい事はどうすれば良い??
一方で「面接はお互いが選ぶ場だから何でも質問すれば良い」とは言うものの、内容によっては「面接時には少し聞きづらい…」というような疑問・質問も少なからずあるかと思います。
(例)「給与や待遇面については、しっかり質問たいけれど、面接時に自分からは聞きづらい」
- 給与の事を聞きすぎると印象が悪くなりそうで心配
- どこまで細かく聞いて良いものか悩む
この給与の例のように、「聞きたいけれど聞きづらい」というようなケースは少なからずあると思います。
そんな方にオススメの対応は下記の2つです。
①内定(雇用条件通知)を受けてから質問をする
まずオススメの1つ目が「内定をもらってから確認(質問)をする」というものです。
一般的な面接以降の流れは以下のようなものだと思います。
「①採用面接終了」→「②法人からの合否&内定であれば雇用条件通知」→「③応募者の内定承諾の意思確認」→「④双方合意で入社決定」
このフローであれば、②の内定の条件通知を受けてから質問(確認)をする形で何ら問題ありません。
ちなみにこのタイミングで質問するメリットとして、
- 「内定をもらった後」なので、気持ち的にも余裕を持って質問ができる
- 具体的な条件通知を確認しながらなので、行き違いなくコミュニケーションが取れ、言った言わないになりづらい
こうしたものを挙げる事ができます。
特に労働条件(待遇)等の詳細については、しっかりと内定&雇用条件通知を受けた上で、最終的にしっかり確認する事をオススメします。
余談ですが、雇用条件の通知もロクにせず「内定」とだけ伝えて内定承諾を迫るような事業所は要注意です。
「雇用条件を蔑ろにしている」「労働者の目線で考えられていない」等の典型的なパターンですので、入社後に後悔する可能性が非常に高いです。
②紹介会社等を有効活用して質問をクリアにする
また質問しづらい事を確認してもらうという意味では「紹介会社の活用」も有効です。
実際、給与から職場の内部情報まで、紹介会社に確認してもらう方が深く確認してもらう事ができ、不安を払拭できるようなケースも多々あります。
紹介会社側もその辺りもプロですから、応募者のイメージが悪くならないよう言葉巧みに確認してくれます。
こうした紹介会社の活用が、良い転職を後押ししてくれるようなケースも少なくありません。
ちなみに紹介会社の転職サイト活用で言えば、状況に合わせて以下がオススメですので、参考にしてみてください。
面接での質問は3つくらいまでに抑えるのばベター
また「面接では不安を払拭する為に遠慮なく質問しましょう」と前段で書いたばかりですが、面接官も人間です。あまりに質問が多いとネガティブな印象を与えてしまうケースも少なくありません。
転職するなら
「転職先の情報をしっかり把握しておいた方が良いのは当然」でも
「面接時に10個も20個も質問する応募者は不採用率が高い」実際、
「質問の多すぎる人(気になり過ぎる人)の早期退職は高い、トラブルが多い」結局、完璧な職場なんてなくて、柔軟に環境に適応する事も大事。
— ごろにぃ@介護コンサル (@goronyi_kaigo) February 8, 2020
以前、このようなTweetをさせていただきましたが、実際のところ面接での質問があまりにも多い方は不採用になる確率が上がります。
理由はシンプルです。
- 「質問が多すぎる=職場への適応力が低い」
- 「質問が多すぎる=細かすぎて入社後のトラブルが心配」
面接官にこうした不安をよぎらせてしまいます。
「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、世の中には自分の価値観と100%マッチする完璧な職場には早々出会えません。
実際のところ転職を通じ新たな環境に身を置くからには、新たな環境に自らを適応させようとする姿勢が大事であり、受け入れ先にも好まれる傾向にあります。
そうした意味では、本当に必要な質問に絞って、質問数も3つくらいに留めておくのが無難です。
無理な質問は不要、質問が無い時のベストな対応はコレ!!
また質問が多すぎるのとは逆のケースもあると思います。いわゆる「質問が思いつかない」というものです。
- 職場には興味があるが、そこまで確認したい事がある訳ではない
- 質問をしないと興味がないと思われてしまいそう不安
- 消極的だと思われてしまいそうで不安
実際、「質問をしない」という事によるデメリットを考えて、無理やり質問をするような方も少なくありません。
ただし、さほど興味の無いことを無理に質問してもメリットどころか墓穴を掘るきっかけになってしまいかねません。
だからこそ、質問が無い時は是非こう答えて下さい。
「ありがとうございます。一通り、ご説明いただいたので、今のところ問題ありません。後はご縁をいただけた際に働きながら教えていただければと思います。」
これだけで十分です。
ポイントは2つです。
- 面接を通じて、職場の理解ができたという感謝を伝える
- 職場に適応して働くという意思(前向きな意思)が伝えられる
これで、十分面接官に対して、誠意は伝わりますし、前向きな印象を与える事可能です。
余計な事をダラダラ言うパターンに比べて、これくらいシンプルな方が面接官への印象は好印象です。
最後に
最後まで、記事をお読みいただきありがとうございました。
記事内で書いたとおり、面接での質問のポイントは以下です。
- 面接では聞きたい事はしっかり聞いて不安を払拭するべき
- 質問しづらい事は、内定後や紹介会社の活用でクリアを!
- 面接での質問は3つ以内ばベター
- 質問がなければ…「後はご縁をいただけた際に働きながら教えていただければと思います。」でOK
この一連の準備で十分です。
繰り返しですが、面接は双方にとって選び、選ばれる場です。
転職活動、面接に挑まれる際には、是非質問というタイミングを有効につかい良い転職に繋げてください。