労働条件

【調査結果】介護士が転職先に求める必須条件とその先にある好循環

こんにちは、ごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。

私は、新卒からこれまで約15年の間に「介護現場」→「現場管理職」→「転職コンサル」と経験を重ね、現在は介護コンサル会社に所属しながら、介護士として現場のお手伝いもさせていただいています。

このブログでは、そんな私自身の経験や考えについて、個人的な見解として発信させていただいています。

ちなみにそんな元転職コンサルでもある私、ごろにぃがオススメしている転職サイト(エージェント)が、しろくま介護ナビです。

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それでは早速本題です。

介護現場に限らずとも、職場では職員の不満やストレスが一定はつきものだとは、よく言います。

■介護現場でのよく耳にする不満(例)

  • 「給与が低い」等の金銭面の不満
  • 「休みが取れない・残業が多い」等の休暇・時間面の不満
  • 「人間関係が悪い」等の職場の環境・空気の不満
  • 「考え方・進め方が合わない」等の価値観の問題

 

こうした様々な不満が蔓延る中、今回は「仕事を選ぶ上で重視する事」について、アンケートを実施しました。

今回はそのアンケート結果を踏まえて記事を書いていきたいと思います。

 

アンケート結果「介護士が仕事選びで重視する事は?」

まず今回のアンケートのテーマは、「皆さんは仕事を選ぶ上で何を大事にしますか??」というもので、介護業界で働く方々に対してTwitter上で問いかけてみました。。

アンケート結果について

 

Q仕事を選ぶ上で一番大事なことは?

第一位:給与(42%)

第二位:人間関係(31%)

第三位:休日(17%)

第四位:やりがい(10%)

※介護従事者484名から回答

 

介護従事者が転職時に最も大事にするのは「給与」

この結果を見てもわかる通り、42%もの得票率を得て「給与」がトップ、これは当然といえば当然かもしれません。

多くの人にとって、働く事に対しての一番の動機は「給与」。

満足いく給与が得られる事で、選択肢が広がり、満足いく生活を得やすくなるということに対してはもはや疑いようがありませんし、必須条件として給与が1位になる事はうなずけます。

ただし、同時に「人間関係」が31%もの得票率を得て2位となったのも介護業界の特徴かもしれません。

「給与が良ければ万事OK」とも言えない現実

上記のように今回のアンケートでは第一位が「給与」、第二位が「人間関係」以下、「休日」「やりがい」とならんでいるわけですが、一方で決して「給与が良ければ他が欠落していて良い」というわけではないという事がアンケート結果からも伝わってきました。

以下は、アンケートに回答いただいた方々の一部の声です。

■アンケートに応えていただいた方の声

  • 給料が生活にゆとりが持てる位に上がる→ 心にもゆとりが持てて、人間関係がそれなりに良くなる→ やりがいを感じ始める。 というところでしょうか。あくまで理想論ですが。
  • やりがいはすごく大事!だけど給与のバランスが追いつかないとモチベーションも下がりますね…
  • どれもだけど、難しいなぁー。
  • やりがいと人間関係を選びます! やりがいがあり、この人たちと何かをやりたい!と思えたら職種はあまり考えないです。 それが有れば会社を自分ごとに捉えて、自分から動かす人たちが増えて、必要な休日を取れるようになり、最終的に給料が付いてくるイメージです!!

これらのように、例えば「給与」が良くても「〇〇」だったら意味がない…等のように結局バランスが大事だという事なのかも知れません。

その中であえて一番大事な事をとした場合に、全ての根底となりがちな給与が重要視されるという事なのかもしれません。

 

給与改善が生み出す好循環

上記でもふれたように「給与」は大事、でもそこからどのような好循環が生まれるかが更に大事だという事だと私は考えています。

職場での好循環は様々なタイミングや角度から生まれるものですが、今回で言えば「給与」がその好循環を生み出すトリガーとなり得るのではないでしょうか?

①給与が上がると応募者が増える

②応募者が増えると、採用時に人が選べる

③採用時に人が選べれば、職場の人間関係が良好になる

④人間関係が良好になれば、仕事が捗り残業や休日出勤減少する

⑤残業や休日出勤が減少すれば、仕事に前向になれる

⑥仕事に前向きになれば、やりがいや活力が生まれる

アンケートに返答いただいた方にも似たような回答をいただいた方がいましたが、こうしたように何かが好循環のループに入る事で職場の環境劇的に変わる事も珍しくありません。

そうした意味では、今回のアンケート結果を踏まえて、「待遇改善」という投資に踏み切る事で職場改善を目指す事も一つ可能性としてはありだと思います。

いずれにせよ、何をするにも「まずは変化」が必要です。

少しでもこうした好循環を体現できるような介護事業所が増える事を願います。