こんにちは「介護コンサルをしながら、現役介護士を両立」がモットーのごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。
仕事をしていると経験があると思います。
・休日の夜の「明日仕事に行きたくないなぁ」
・出勤日の朝の「今日仕事に行きたくないなぁ」
これは業種問わずに多くの社会人が、抱える葛藤かと思います。
またその中でもストレスの大きな業界だと言われる介護業界では、それは尚更です。
「仕事を休みたい介護士」が実際に休めない理由
介護現場では「今日の仕事」を明日に回すが難しい
言うまでもない話ですが「出勤しなければならいシフトを休む」と同僚に迷惑がかかります。
個人で完結するような事務職であれば「今日は思い切って休んで明日その分頑張ろう」という選択肢がありますが、介護現場ではそうはいきません。
・1日に終える必要の業務量が決まっている
・その結果「同僚への負荷」もしくは「利用者への迷惑」に直結
このように個人の裁量でどうこうしようのない部分が介護士の業務では多分に存在します。
結果「休みづらくなる」というのは至って、自然な心理です。
鳴り響く、休暇中の同僚への電話
そのような介護現場ですので、1人が休むと出勤している同僚に迷惑がかかるのは当然ですが、それだけではありません。
「誰か1人が休むと、休暇中の介護士にしわ寄せがいく」というケースまで想定しなければなりません。
経験のある介護士の方も多いと思います。
休日に休んでいると職場から電話。
「急遽欠勤が出たから、今日出勤できないかな?」と出勤依頼。
介護士人数に余裕のない介護現場では、残念ながらこうした事が日常茶飯事です。
そこまで考えると、いうまでもなく「休む」という事へのハードルが上がってしまいます。
介護士が仕事を休みたい理由
そもそも「介護士が休みたくなる理由」についても少し考えてみます。
「休みたい」要は「職場に行きたくない」という事ですので、職場に対して何らかのストレスが掛かっている事がわかります。
介護士不足激務で疲労困憊
まずどの職場でも比較的当てはまりやすいのが、肉体的な披露です。
「介護現場は体力勝負」とはよく言いますが、実際介護士が不足している介護現場で1日働くと消費カロリーは1,000キロカロリー以上だという声も良く聞きます。
その一方で介護士の平均年齢は40歳~50歳だと言われます。
シンプルに体力的に「辛い」「休みたい」と感じる介護士が多いことには頷けます。
面倒な人間関係
そしてもう一つがこの人間関係の問題です。
こちらのランキングをご覧いただくとわかりますが、人間関係に苦しむ介護士の多さはもはや業界全体の改題です。
こうした人間関係に起因した精神的なストレスは、時に体力的なストレスを上回ります。
こうした人間関係を理由に「休みたい」という発想に繋がる事も非常に多くあります。
介護士が少しでも仕事をしたくなる為に必要な事
そうした「介護士の休みたくても休めない事情」と「介護士が休みたくなる理由」が存在するわけですが、できる事なら少しでも前向きに仕事を捉えたいと思うでしょう。
いくつか対応方法についても触れておきます。
小さな目標を設定する
介護現場は日々変化があって刺激的です。
その一方で介護現場は、あくまでも利用者さんの日常の支援ですので、業務自体は単調で作業的になってしまいがちです。
そうした意味では、利用者さんの状態により刺激を受ける事はあっても、自らが変化をもたらすという機会は少ないと言えます。
だからこそ「小さな目標を設定しながら業務する」という事が意外に有効だったりもします。
・1日に何度「ありがとう」を言われるか数えながら、頑張ってみる
・12時までこの業務を終わらせると時間目標を設定して、頑張ってみる
このように小さなものでもOKですので、今日出勤したら「〇〇しよう!」と目標を設定するだけで、仕事に行くモチベーションが上がったりもするものです。
仕事終わりに「楽しみ」を
その一方で、仕事はどこまでいっても仕事です。
なかなか「楽しむ」「前向きにする」という事のハードルが高かったりもります。
それができれば「仕事を休みたい」なんて思わない!等という声まで聞こえてきそうです。
それであればいっそ、仕事の後に「楽しみ」を入れ込む事も検討の一つです。
・仕事終わりに「好きなものの買い物」の予定を入れる
・楽しめる友人、彼氏彼女との食事の約束をする
これらのように仕事終わりに自分の楽しみが待っているだけで、仕事の時間が苦にならないというのはよくある話です。
本当に無理な時は「休む勇気」を持ちましょう
ここまで「仕事に行きたくない」「休みたい」という気持ちと向き合う前提で記事を書いてきました。
「でもそうはいかないよ」「そんな簡単に切替られない」という方もたくさんいると思います。
そんな時は選択は一つしかありません。
「思い切って仕事を休みましょう」
「本当に無理な時」リフレッシュも必要
私達は人間です。
「仕事を休むのなんて甘えだ」と言われるかもしれませんが、本当にどうしても前を向けないという事もあると思います。
そんな時は「リフレッシュだ!」と思い切って休む事が有効だったりります。
「悩み続ける事」「悩み続ける時間」が一番無駄
何よりも一番効率が悪いのが「悩み続ける」ということです。
リフレッシュしてもダメ。
毎日、仕事の前日に「休みたい」と悩む。
毎日、朝に「休みたい」と悩む。
もし、こうした事態に陥ってしまっているのであれば、今の職場について見直すべきです。こうした負のスパイラルの中で悩み、迷い続ける事が最も時間の無駄になり、ストレスになります。
ここまでくれば「転職」を考えるのが現実的です。
同じ介護の仕事でも、働く環境さえ違えば、ガラリと変わる例があります。
また逆に、転職活動や求人情報の収集を通して「今の職場って実はそんなに悪くないんじゃ?」と悩みを打ち消す事もあります。
まず次の一歩を生み出そうとする事に意味があるのかもしれません。
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