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「介護施設のハラスメント」これが被害者のリアルな声

これがセクハラ被害者の生の声

先日WEB上で、介護施設での利用者さんからのセクハラ被害の生の声が掲載されていましたので、まずはこちらを引用させていただきます。

セクハラは日常茶飯事だった。
フィリピン人のジェシカさん(29・仮名)は、4年前に介護留学生として来日。
「国に残っている家族に送金したいのと、憧れの日本で人助けができる仕事だと聞いて喜んで来日しました」
埼玉県内の介護施設で働き、手取り月収は約15万円。その中から5万円を仕送りしていた。待遇面での不満は特になかったというが、「私が最初に担当していたのは要介護1とか2のご老人でそのときすごく大変でした」
要介護の数字は増えるほど重度を示すため、比較的介助を必要としない1~2で大変だったのには別の理由があった。
「セクハラがひどかったんですよ。利用者のご老人もまだ70歳とかで全然、若いよ。だから元気いっぱい。
介護やるにはある程度の日本語は必須条件です。だから基礎的な日本語はわかっていたんだけど、いわゆるシモの話、エロ話はわからないわけよ。それを面白がられてね」
言葉によるセクハラは日常茶飯事だったという。
「性器の名前を言わされたり、入浴介助をしていたら男性利用者のアソコが大きくなっちゃったりしてね。それは生理現象だからしょうがないんだけど“ボッキ”と言わされてそれでげらげら笑われたり」日本語のおぼつかないジェシカさんにあまりにも卑劣な振る舞いだ。
セクハラ行為は言葉だけではなく、ときには肉体に及んだことも。
「立ち上がるときに胸をつかまれるのは当たり前でした。自分で排尿行為ができるのに手伝わされていました。
利用者の尿が便器に届くように持ち上げたりするため、性器を触らなきゃいけなくて嫌でしたね。健康なお年寄りなのになんで、とは思ってた。でもそのときはそれが普通なのかなとも思っていました」
「オプション料金でジェシカのお尻触れる」
 男性利用者から性的な目で見られるようになったジェシカさんは、女性利用者に誤解されて嫌われるようになったという。
「私が利用者に身体を触らせてお金をとっているように見えたみたいです。そんなことはもちろんない。だけど1度ついた印象は消えないね。私に触られたくない、介助されたくないという女性利用者が増えていったよ」
しかし、ジェシカさんには利用者への怒りはない。
「施設長の熊川(50・仮名)っていう男がいてね、そいつが利用者をたきつけてたんですよ。熊川は英語ができたから私たち外国人労働者の相談窓口みたいな役割だったわけ。利用者に“オプション100円でジェシカのお尻触れる”とかよく言っていました。
 セクハラはオプション料金として熊川がもらっていたのか、ふざけてそういうお店ごっこをしていたのかは今となってはわからないけど、もしお金をとっていたとしたらもっと許せないよ!」
 度重なるセクハラ行為に耐えかねたジェシカさんは配置転換を訴え、県内の別の施設へ移動し、セクハラ地獄からも解放されたという。
「外国人を差別する熊川みたいな悪いやつがひとりでもいると、その職場は外国人にとって地獄になるよ。熊川は利用者によく言っていたよ。“ここは介護ホームじゃない、フィリピンパブです”ってね。ふざけるな! だったらもっと金寄こせ、だよ(笑)」
ジェシカさんは「日本人は大好き、でも熊川は大嫌い」と言って笑った。
施設長の熊川氏に話を聞こうとしたが、昨年7月にこの施設は閉鎖され真意を聞くことはできなかった。

(引用元:2019年1月30日 週間女性PRIME)

この現実を見てどのように感じますか?

この現実を見て、普段「利用者さんのハラスメントは仕方がないものだ。介護士が我慢すれば良いものだ。」と定義付けをし被害を受ける介護士を守ろうともしない人たちはどのように感じるのでしょうか?

もちろん今回引用したケースについては、介護施設で叫ばれる様々なハラスメント問題の中でも、特に生々しく、酷いケースだと言えます。

また「管理者をはじめとした職場環境にも大きな問題と原因のあるセクハラ」ですので、利用者さんだけを責める事はできません。

それでも何が言いたいのかと言うと、「セクハラを許す環境」があれば、利用者さんはこのように違和感なくセクハラ行為を行ってしまうということです。

「利用者さん=介護が必要な守るべき存在」かも知れません。

ただしその前に、一人の成人者であり、時に許されるべきではない対応をしてしまう事があるという事を理解しないといけないという事です。

「利用者さん=弱者」ではなく、「利用者さん=成人者」として見るべき

ハラスメントを許容する職場になってしまうかどうかは、利用者さんをどのような人だと定義付けて関わるかで、大きく異なってきます。

例えば、「幼稚園児が成人女性の胸を触った場合」注意する事はあるかもしれませんが、多くの人は笑って受け流すのではないでしょうか。

それは「幼稚園児=判断のつかない子ども」だという明確な定義がなされているからです。

そしていざとなれば力尽くで防ぐことができます。

ただし成人者である利用者さんが相手ともなれば話は全く別です。

利用者さんのセクハラや暴力を止める事は困難ですし、何より利用者さんは成人としての判断能力を有しています。

もちろん判断能力が衰え、自身の制御が難しくなっている方もいますので、その方その方に合わせた判断と対応が必要なのは言うまでもありません。

ただしそうしたものを度外視し、「利用者さんは守るべき存在である」という部分だけを切り出して定義付けをし、様々なハラスメントを受け入れる介護施設が存在するのもまた事実です。

最後に

引用メインの記事となってしまいましたが、やはり私はこのセクハラ問題をWEBで目にした時、介護に携わるものとして、恥ずかしさと情けなさを感じずにはいられませんでした。

幸いこの施設はもう閉鎖されているとのことですが、こうした施設の予備軍が常日頃から利用者さんのハラスメントを許容している介護施設だと感じずにはいられません。

利用者さんをどう捉えるのか、どう関わるのかについて、職場としてのスタンスを一歩間違えるとこうしたハラスメント天国の介護施設が生まれてしまいかねません。

繰り返しになりますが、利用者さんであれ、介護が必要な人である前に一人の成人です。

成人としての関わりを前提とした上で、利用者さん個々との関わりを考えるべきだと私は考えます。

当記事が今一度こうしたハラスメントに対して、当たり前にとるべき対応が何なのか考えるきっかけになると幸いです。

 

※最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
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