労働条件

「介護業界の賞与/ボーナスを調査」皆さんはいくらもらいましたか?

こんにちは「介護コンサルをしながら、現役介護士を両立」がモットーのごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。

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突然ですが、、、6月~7月と言えば多くの労働者の方が楽しみにされている時期ではないでしょうか?

そうです、「夏の賞与の支給月」です。

「低賃金と言われる介護業界」そんな介護業界だとしても賞与が貰えると言うのはやはりうれしいもの。
でもこの賞与については、「賞与が支給されて嬉しい!」というようなポジティブな声ばかりではありません。

「思ったほどの金額の賞与ではなかった…」
「賞与があると聞いていたのに、支給されなかった…」

更には
「賞与に失望して、退職を決意した」

こうした声まで実に様々。

働く皆さんのモチベーション、更には退職までを左右する「賞与問題」

今回は、そんな介護業界の賞与について、丸裸にしていきたいと思います。

介護業界の賞与は、いくら貰えるの?

当然ですが「賞与」を考えたときに一番気になることは「いくらもらえるのか?」というところだと思います。
まずこの点について、先日Twitterでのアンケートを元に掘り下げて考えて見ていきたいと思います。

【アンケート結果】介護現場の賞与額について

実に「347名の介護現場で正社員として働く方」にお答えいただいた結果がこちらです。

 

ご覧いただくとわかる通り「0~10万円」という非常に厳しい賞与を迎えた方30%もいる一方で、「40万円以上」という立派な賞与を得られた方が7%いらっしゃいます。

毎月の給与格差もさる事ながら、賞与でもクッキリと差が現れています。

介護現場の「平均賞与額」は19万円

このアンケート結果だけを見ていてもピンと来ないという方もいらっしゃると思います。

そこで少し強引ではありますが、この結果を踏まえて「平均賞与額」についても概算として算出してみたいと思います。

(独自の算出方法)
①0~10万円 (30%)➡ 平均5万円と仮定
②10万~25万円 (41%)➡ 平均18万円と仮定
③25万円~40万円 (22%)➡平均33万円と仮定
④40万円以上(7%) ➡平均50万円と仮定

完全に独断と偏見で仮置きをしましたが、それぞれの平均値をベースにしているので、そう大きく外れないかと思います。

このもろもろの結果、介護現場の2019年夏の平均賞与額は…196,200円!!となりました。

ちなみに概算ではありますが、一般的な賞与について「中小企業で35万~40万円」「上場企業で60万円~80万円」等と言われたりします。
もちろん、会社の規模だけで賞与を語るには無理はありますが、少なくとも介護業界の196,200円がお世辞にも高いとは言えないという事がだけはわかります。

ベースとなる基本給(月給)が低い介護業界だけに当然と言えば、当然の結果ではありますが、悲しい限りですね。

賞与時期のあるある大問題

そして冒頭にも書いたとおり、この賞与時期についてまわるのはポジティブな話題ばかりではありません。

賞与時期を境に職場不信になったり、モチベーションが下がってしまったり等というエピソードが介護業界には溢れています。

その1.「あれ?聞いていた賞与と全く違う…」

これはオープニングや入社1年目によくある話しですね。

面接時「うちは現場職員にしっかり還元するので期待してくださいね!」
支給時「今回は申し訳ない、冬に期待してね!」

このような手のひら返しは少なくありません。

確かに賞与は、業績や勤務ぶりに合わせて変動するものではありますが、私の経験上、頻繁に下振れる事はあっても、上振れる事はなかなかありませんね…

特に「採用したい!」という思いの強い、面接時等には過度に期待を持たせるような言動をされる面接官の方が多いのも事実です。

その2.「退職予定者には賞与無し!」

そして意外に多いのが、詠んで時のごとくですが「退職予定者には賞与無し」のパターンです。

もちろん賞与の支給については、介護事業所側の差配によるものですが、当たり前のように退職予定者には「賞与無し」「大幅減額」等を行う介護事業所が少なくありません。

「賞与」をどう捉えるかですが、少なくとも「今まで働いた労いの意味を考えれば、もう少し配慮されるべきでは?」と考えさせられる場面が珍しくありません。

酷いケースだと賞与支給後に退職を申し出ると「賞与の返還を求められる」というケースまであるので驚きです。
さすがにこれは無しですね…

その3.「賞与時期が過ぎると介護士不足」

こうした賞与時期のネガティブな事象の結果おきるのが、賞与時期以降の集団退職です。

ただでさえ「賞与だけはもらって辞めたい」という人が多い中で、賞与に対しての不満が、新たな退職を生むケースも少なくありません。

私自身、転職コンサルタントとして働いていましたのでよくわかりますが、この時期に転職の相談をしてこられる介護士のみなさん、そして募集の相談をしてこられる介護事業所の皆さんが多くなるのは、お決まりです。

そうした意味では、介護業界に限らずとも、賞与時期の経営サイドはヒヤヒヤものですね。

まとめ

皆さんは今回の賞与いかがでしたでしょうか?
期待通りの方もいれば、残念な賞与日だった人も沢山いらっしゃるのではないでしょうか?

たまに「貰えるだけありがたい」という謙虚な姿勢の介護士さんにもお会いしますが、それでも「貰えるならもらいたい」そして「貰う以上は少しでも多い方がうれしい」というのが多くの方の思いでしょう。

賞与額だけで退職を決定するのは時期尚早だと思いますが、やはり何らかの不満の上でこうした不満が積み重ねられると介護士としてもモチベーションを保つのがツライところ。

たまに平気で賞与を減額する経営者の方をお見かけする事もありますが、賞与をバカにしているとリアルに目の前から介護士はいなくなります。
お金の恨みは強いですからね(笑

どうせなら気持ちよく賞与をもらいたい、そんな思いでこの記事を書かせてもらいました。

そんな私は年俸制で賞与はありませんが、、、(苦笑

最後に元転職コンサルがオススメする介護業界の転職エージェント

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