現場リアル

【悲報】介護士になると太ってしまう事が判明…その4つの理由

こんにちは「介護コンサルをしながら、現役介護士を両立」がモットーのごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。

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介護士というとハードワークで体力勝負。
それだけに「介護士の仕事をしていると体力が付いて、痩せる事がもできて」そんなイメージを持つ方も少なくないかと思います。

でも介護現場を見回すと、意外に「ポッチャリ体型の介護士」が溢れています。

そんな状況を踏まえて、興味本位で介護業界で働く皆さんの体重推移についてアンケートを実施してみました。

今回はその結果を掘り下げて記事を書いていきたいと思います。

結論「介護士になると体重が増える事が多い」

早速アンケートの結果を見ていきたいと思います。

こちらを見てもらうと分かりますが、59%もの介護士が介護職をして体重が増えたと回答をしています。
逆に体重が減ったと回答した介護士は、意外にも23%のみに留まっています。

介護士の仕事と言えば
「フロアを走り回っているうちにクタクタの毎日」
「入浴介助行えば、止まることの事のない汗」

その結果「体重も減る」というイメージはありますが、意外にそうは簡単にいかないようです。
それこそ私自身も介護現場で体重が10キロ近く増えた人間の一人です…(苦笑

介護士の体重が増える4つの理由

では「ハードな介護現場で働く介護士の体重がなぜ増えてしまうのか?」についても掘り下げてみたいと思います。

介護ストレスによる「暴飲暴食」

まず体重を増やす一番の原因について、今回のアンケートでは仕事のストレスによる「暴飲暴食」「過食」という回答が多く見られました。

言うまでもなく介護現場の仕事は、体力的にも精神的にもストレスの大きな仕事です。
それだけに「食べる事」「お酒を飲む事」等で発散する介護士は少なくありません。
消費したもの以上の摂取をすれば当然ながら太りますね…。

シフト勤務による「不規則な生活リズム」

また「食べる量」だけに原因がある訳ではありません。
介護士と言えば、それこそ特に入居系施設の介護士と言えば、夜勤を始めとしたシフト勤務は必須です。
それだけに毎日の生活リズムが崩れたり、食事を摂取する時間も遅くなってしまったりと不規則な生活リズムの結果、不摂生が重なり太ってしまう原因になるもあります。

多忙の中での「早食い癖」

また介護士は職場内でも時間に追われる事が少なくありません。
それこそ職場によっては、落ち着いて休憩時間さえ取れなかったりします。
その結果、介護士になってから「食事を早食いするようになった」というような人も少なくありません。
早食いは「過食を加速」「咀嚼量の少ない食事」により、肥満に繋がるとも言います。
こうした早食いが肥満の原因にも少なからず関係していると思われます。

休憩室に置かれる「お土産・おやつ」

また介護施設の休憩室にも要注意です。
多くの介護施設の休憩室には、同僚や利用者さん家族から持ち込まれるお菓子のお土産が並ぶ事も少なくありません。また持ち込まれたものばかりではなく、昔ながらの風習で、毎月おやつ代が集金され、休憩室には常におやつが常備されている職場も一部では存在します。
そうしたものに手を伸ばしているうちについつい体重が…という事も少なくありません。

体重が増える介護士の裏で体重が減る介護士も…

このように体重増加のきっかけが溢れている介護現場ですが、もちろん皆が皆太るわけではありません。

最初は体重が減るが、その後リバウンドのパターン

それこそ、アンケートの結果を見る中で非常に多かったのが

「介護を始めて一時的には体重が減少する、ただしその後一気に増加に転じる」

というものでした。

最初は緊張感や精神的にストレス等々、気が張っている為に体重が減るという介護士も少なくないようです。
それが徐々に職場になれる過程で、上記のような肥満材料が後押しして、体重が増加するという事もあるようです。

激務の果てに体重が減少する例ももちろん存在

さらに4人に1人は介護士を始めた結果、体重が減少したという回答しています。

特に体力的に消耗の激しい、入浴介助系や訪問介護等では、消費カロリーが著しく高く、体力的な消耗が食欲まで阻害する事も少なくありません。

特に入浴介助での終えた際のやり切った感とその消耗度や汗を考えると体重が減るという事も十分に理解できます。

「入浴介助」は介護士の戦場と化す 「入浴介助」ってきついんですよね… 「入浴介助」といえば、いわゆる「食事介助」「排泄介助」と並んだ3大介助の一つと...

最後に

いかがでしょうか?
体力勝負と言われる介護業務だけに、一見身体を鍛えるには適していて、スリムな体型が維持できて等というイメージを持たれていた方も少なからずいるかもしれません。

ただしそれはむしろ逆です。

記事内でも書いた通り、介護で多くの消費をしたとしても、ストレスによるそれ以上の食事摂取、不摂生により体重が増加するケースの方が多くあります。

介護をして痩せる事もできて、健康もゲットできて、一石二鳥等というのは都市伝説なのかもしれません。

もちろん個人差のある事ではありますが、介護士と言えば身体と仕事だから健康面は安心等と鷹をくくっているのであれば、今一度自身の体調については、留意した方が良いかもしれませんね。