こんにちは、ごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。
私は、新卒で介護業界に飛び込み11年間介護現場や管理職を経験してきました。
その後、転職コンサルに5年間従事し、現在は介護コンサルをする傍ら、介護現場で介護士としても現場のお手伝いをさせていただいています。
当ブログではそうした中での経験や思いについて、書き記していきます。
ちなみにそんな元転職コンサルでもある私、ごろにぃがオススメしている転職サイト(エージェント)が、しろくま介護ナビです。
「ホワイトな介護現場の求人のみをピックアップする」をテーマに「しろくま」と命名され、新聞にも取り上げられる程の転職サイトです。
ブラックと言われる介護業界に一石を投じるサポート方法で、私自身も自信をもってご案内しています。ぜひご参考に。
入り口から少し脱線しましたが、それでは本題です。
介護業界に限った事ではありませんが「どうせ働くのであれば収入は多い方が良い」というのが世間の大半の声。ちなみに私自身も例外なく、そのタイプです。
でもその一方で「介護士では高待遇は期待薄」というのが、多くの介護現場から聞こえてくる声。
ただそんな中でも、たまに「介護士で年収500万円超え」等という表現を目にする事が少なからずあります。
世の中の平均年収が400万円強だと言われる昨今、確かに年収500万円を超えると収入面での満足度が上がる方もぐっと増えるのではないでしょうか?
こうした背景を踏まえ、今回は「介護士が転職して年収500万円超えを目指せるのか?」について、某転職サイトを基準に考えて記事にしてみたいと思います。
介護士が転職して年収500万円は可能なのか?
では本記事のテーマにもなっています、「介護士が転職して年収500万円は可能なのか?」についての解です。
結論「転職で500万円以上は可能」です。
ただし同時に、年収500万円は非常にハードルが高いものだということをご認識ください。
※ちなみに私自身も介護士転職コンサルタントとして勤務していた頃、1名だけですが年収が500万円以上の介護士さんの転職サポートをさせていただいた事があります。
数百名の転職のお手伝いをさせていただいて1名ですので、決して難易度が低いとは言えません…
介護士が転職で年収500万円超えは可能!ただしハードルは非常に高い…
年収500万円以上の介護士求人は転職市場の1%未満
ではこの年収500万円以上の転職難易度について、介護業界専門の「転職サイトM」での求人状況を元に説明していきたいと思います。
(例)東京都内の介護士求人状況
給与の高いエリアと言えばやはり東京。
この「転職サイトM」に掲載されている東京エリアでの求人状況について簡単にまとめると以下のようになります。
(東京都内の一般介護士の求人状況)
- 一般介護士の求人数…1,946件
- その内、年収400万円以上の求人数…311件(16%)
- その内、年収500万円以上の求人数…7件(0.4%)
最も給与の高い東京都内であっても、このように一般介護職で年収500万円以上が期待できるのはたったの7求人に過ぎません。
もちろん世間で実際に募集のある介護士求人はこの数倍になりますので、7件という件数自体は参考に過ぎません。
ただし少なくとも東京都であっても一般介護士の求人における年収500万円以上の求人割合はたった0.4%のみだという事は言えます。
それだけでも転職でいきなり年収500万円以上を目指すのは難しい事が見て取れます。
一般介護士の転職市場では、年収500万円以上の求人はたった0.4%
まずは年収400万円が現実的な最高水準
上記からも、一般介護士の転職で年収500万円は「可能だが、非常に難しい」という事はご理解いただけると思います。
では「少しでも給与を上げたいと考える介護士が目安にするべき水準はどこなのか?」を考えてみると、やはりその下の年収400万円ラインという事になるのではないでしょうか。
上記の転職サイトの数字を切り出しても年収400万円以上の求人は311件(16%)あり、年収500万円のラインと比較するとぐっと現実味が増してきます。
それでも、もちろん簡単な水準ではありませんが…
実際私自身の転職コンサルの経験を思い返しても「介護福祉士」「経験5年以上」「夜勤可能」というような条件が整えば、東京都に限らずうまくいけば年収400万円が現実的に目指せるラインになります。
もちろん、これもエリア差はありで、決して難易度が低いわけではありませんが…
これはあくまでも私の主観ではありますが
- 「1都3県」「大阪」「愛知」…あわよくば400万円以上の職場を探す
- その他のエリア…まずは350万円以上の職場を探す
この辺りが、一般介護士とての転職で現実的に目指せる最高ラインではないかと思います。
管理職やケアマネであっても年収500万円の壁は厚い
では一般介護士での500万の壁が厚くても「施設長やケアマネ等の管理職やそれ相当のポジションであれば、年収500万円が目指せるのでは?」という声もあるのではないかと思います。
ただ管理職求人であってもそう簡単に事は運びません。
先程と同夜に某転職サイトで管理者やケアマネの求人のみを切り出した数字が下記になります。
(東京都内の管理職の求人状況)
- 一般介護職の求人数…604件
- その内、年収400万円以上の求人数…91件(15%)
- その内、年収500万円以上の求人数…7件(1.1%)
一般介護職と比べて、1.1%とわずかに500万以上の比率は高いですが、残念ながら収入の上限ラインは一般介護士とほぼ同等という結果になります。
この背景には、介護業界でよく言われる「管理職になって管理職手当が付いても夜勤手当が無くなる」等と言われるような背景も大きく影響しています。
一般企業のサラリーマンでも「中間管理職に出世しても残業代を奪われて給与は上がらず」等というのと同じような現象が起きている形になります。
「収入を上げたい=管理職で転職」という程、シンプルでは無いことがお分かりいただけるかと思います。
本当に年収500万円を目指したければ昇給・昇格に期待するべき
これらのように「介護業界で転職して即年収500万円」が非常にハードルの高いものだというのはご理解いただけたかと思います。
ただし、これは決して「介護業界では年収500万円が不可能」だと言っているわけではありません。
実際、介護業界で年収500万円以上の収入を得ている人の多くは「職場内での昇給や昇格の過程で年収500万円」に到達しています。
もちろん既存の職員であっても介護業界における年収500万円以上の職員の割合は非常に低いものでありますが、転職時の500万円を目指すよりぐっと現実味が増します。
それこそ気にするべきは、「目先の提示給与」ではなく、「将来に期待できる給与」です。
少なくとも面接時に入社時の給与提示と一緒に、5年後に期待できる給与程度は聞いておくべきだと思います。
年収を上げたければ、入社時ではなく5年後の給与確認を!
「お金が全て」とは言うつもりはありませんが、こうした情報の収集や就業先の見極め方は身につけておいて損はありません。
将来の給与期待値を調べる為にエージェントの有効活用もあり
またこうした、将来に期待できる給与設定がされている法人ほど定着率が高く、転職市場で求人を見つけるのが難しくなりがちです。
そうした場合に有効活用したいのが、転職エージェントです。
例えば「入社5年後の給与を知りたい」と考えても一般の求人情報ではそこまで細かく昇給例が公表されているケースはそれほど多くありません。
その点エージェントは、その辺りの情報収集が抜かりありません。
効率よく期待給与をクリアできる求人を探す上では効果的ですので、良ければ是非活用してみてください。
「給与アップを目指したい」という方は【リッチマン介護】
(公式)リッチマン介護
介護業界で「少しでもリッチに働きたい」という方に向けたサービスが、この「リッチマン介護」です。
高給与・高待遇の求人を積極的に取り扱っている点はもちろん、入社決定後に「入社祝い金」がある等、とにかく「リッチに」がコンセプトの転職エージェントです。
- その名の通り、高給与・高待遇求人に強いのがポイント
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