こんにちは「介護コンサルをしながら、現役介護士を両立」がモットーのごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。
介護現場でお勤めの皆さん「休日はしっかり休むことができていますか?」
中には「休日出勤が日常茶飯事」という方もいらっしゃるかもしれません。
また中には「休むことはできるけど、休みの日でも職場から頻繁に電話が…」と頭を抱える介護士の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな私も先日、せっかくの休日の楽しさを職場からの電話で半減されてしまいました。
今日は珍しく平日休み。
家族サービスで少し遠出の日帰り旅行
↓
行きの車中で「職場から電話」
↓
昼飯中に「職場から電話」
↓
帰る前に「職場から電話」
↓
家に着いた「職場から着信アリ」
↓
折り返すかどうか検討中(現在)そんなに急ぎでもないのに、さすがにやり過ぎ…
— ごろにぃ@介護コンサル (@goronyi_kaigo) April 16, 2019
「休日に職場から電話」対応は義務?
そもそも休日に職場から電話があった場合、対応しなければならないのでしょうか?
まずこの結論として
「休日の職場からの電話には対応する必要が無い」というのが正解になります。
あくまでも休日は休日です。
労働基準法でも「休日とは、労働者が労働義務を負わない日」として定義されています。
もちろん休日労働に対して「オンコール手当」等が別途が支給されている場合は、対応責任が出てきます
電話対応しないと「不安になる」という悪循環
このように法律上は対応の責任を負わない「職場からの休日の電話」。
ただし「電話に対応しない」という事がストレスや不安に繋がるという介護士の方も多いのではないでしょうか。
こんな記事を書いている私自身も、休日に職場からの電話あると気になってしまいますし、「対応しない」という選択が取りづらかったりもします。
①上司や同僚への気遣い
特に上司や同僚との良好な関係を気にすると「職場からの電話に対応しない」という事が非常にハードルの高いものに思えてきます。
・次の出社の時に気まずい
・電話に出ない事を上司に叱られる
・最悪、職場での人間関係に影響を与える
このように、その瞬間の「出たくない」という思いや「出る必要がない」という思いがあったとしても、どうしても同僚の顔が頭に浮かび、電話を取らざるを得ないという方も多いのではないでしょうか。
②利用者さんへの心配
更に介護業界ならではという意味ではより深刻さが増します。
言うまでもなく、介護現場での最悪のケースでは「人の命」に影響を与える出来事が起きます。
・緊急性の高いトラブルがあったんじゃないのか?
・電話に出ないと利用者さんに迷惑をかける事になるんじゃないのか?
このような事を考え始めると、益々電話に出ないわけにはいかなくなります。
1度の対応が2度目、3度目を生む
そして休日の対応は、一度対応してしまうことが、2度目、3度目を生むことになります。
介護職場にて何か確認したいことが発生した場合
「この前も○○さんは、休日に電話出てくれたんで、今日も確認すれば良いんじゃないですか?」
「確かに○○さんだったら電話で確認しやすいよね」
これらのように1度対応をすると、職場での「この人なら休日でも電話して大丈夫」だというレッテルが貼られてしまいがちです。
結果、それが2度目、3度目と繰り返せば繰り返すほど、休日に電話が鳴る頻度が上がってしまいます。
休日の職場からの電話は「モラルの問題」
いかがでしょうか。
ここまで書いてきたように、結局の所「休日の職場からの電話に出ない」と決め込むことは個人的に非常に難しいと考えています。
それが「電話に出る義務の無いもの」であってでもです。
「何があったのかわからない」という大前提の中で電話が鳴る以上、そのような気持ちで結局休日の電話対応をしている方がほとんどではないでしょうか。
ただそれはあくまでも、電話が掛かってきた場合の話であり、休日にイチイチ携帯を肌身は離さず持って置く必要等ないと思います。
そうなってくると結局は「職場側のモラルの問題です」
電話に「出る」「出ない」の議論の前に、「原則電話をしない」という当たり前の風習を職場が身につける事が大事なのは言うまでもありません。
そうした観点では「緊急性のない休日の電話は以ての外」です。
本当に緊急の時に、連絡を取り合いたいのであれば、それは尚更です。
滅多に鳴らない「休日の職場からの電話」が鳴れば、受けた介護士側も緊急性のあるものだと判断できます。
結局、これが職場にとっても、介護士側にとっても最もメリットのある結論です。