【介護士のシフト問題】介護現場はシフト次第で忙しさが2倍
- 当時の体験談・調査・ニュースは背景として扱い、現在の介護職が確認すべき判断材料に置き換えて整理しています。
- 制度・法律・地域の運用は変わるため、必要に応じて勤務先や公的機関の最新情報も確認してください。
- 迷ったときは一人で結論を急がず、信頼できる人に相談しながら判断しましょう。
こんにちは「介護コンサルをしながら、現役介護士を両立」がモットーのごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。
介護施設ではシフトで介護士の勤務調整をしている職場が圧倒的に多いと思います。
そしてそのシフト作成が意外に大変。
各介護士の「希望休の調整」「パートさんの勤務時間調整」「スキルバランスの調整」等々。
ここで挙げたものはあくまでも一部ですが、ここに悩むシフト作成者も多いのではないでしょうか?
でもこのシフト作成次第で、介護士の1日の大変さが大きく変わってきます。
介護施設のシフト調整が難しい理由
そもそも介護施設のシフト調整が意外に大変な作業である事をご存知でしょうか?
もし「調整が簡単だ」と言える介護施設は、恵まれている介護施設だと考えた方が良いでしょう。
①人手が足りずギリギリでの調整を強いられる
シフト調整で一番の問題は、まず「介護士が足りない」というそもそもの問題です。
どれだけ介護現場の効率を上げようと試みようとも、そもそもの介護士人数が足りないのであれば限界があります。
シフトに入れる介護士が足りない中で「何とかやりくりをするも介護現場からのは不満の嵐」というような例も少なくありません。
②介護士の入れ替わりが激しくパターン化しづらい
また「介護士の入れ替わりが多い」という事もシフト作成を複雑化してしまうことの一つです。
介護士の顔ぶれが固定していれば、ある程度シフトもパターン化させてやすくなるものです。
しかしながら介護現場では、介護士が退職したり入社してきたりと顔ぶれが固定されづらい環境があります。
その為、毎月ゼロベースでシフト作成という事にも成りかねません。
③「人間関係」や「能力差」の問題が大きい
合わせて介護現場では「人間関係」や「能力差」の問題からシフトの調整が必要なケースも少なくありません。
・「AさんとBさんは犬猿の中だから、シフトをずらすように」と管理者に言われている
・Aさんは能力が低いから、カバーする為に能力の高いBさんと一緒にしないといけない
これらはあくまでも一例ですが、このように各現場に即したシフト作成が求められる事が多くあります。
シフト次第で1日の大変さは激変
そしてこのように作成者が苦労して作ったシフトであったとしても、完全均質なシフトが作れるわけではありません。
結果、シフト次第で1日の業務の大変さが激変する事も少なくありません。
・Aさんと一緒のシフトだと、口ばかりで手が動かないから1.5人分の仕事をしないといけない
・キラキラ系のBさんと一緒のシフトだと、30分前に出勤しないと嫌味を言われる
・Cさんと一緒のシフトだと仕事の相性が良いからスムーズに進められる
こうした例のようにシフト次第で「プラスに働く部分とマイナスに働く部分」に大きなギャップが存在します。
シフト作成者との癒着問題
それだけシフト次第で業務の大変さが異なるとなれば、シフト作成者対し個人的に「調整の依頼」をする介護士まで出てきます。
大げさに言えば、介護士の癒着ですね。
また依頼されたものばかりでなく、シフト作成者自身が現場に入る場合は、自分の好みでシフトを決めるケースまであります。
・早番の回数を減らすように個人的にお願いする介護士
・仲の良い介護士と一緒になるようにお願いする介護士
・シフト作成者自身が楽なシフトの日にばかり勤務が入っている
このようにシフトの調整に対して、個人的な感情や思惑が反映されているケースも少なくありません。
真面目に働く介護士に偏る負担
そしてこうした自由なシフト作成は、結局「真面目に働く介護士」や「文句の言わない介護士」への負担となります。
皆さんの職場にもいませんか?
・明らかに他の人より早出が多いにも関わらず、淡々と熟す介護士
・文句を言わないが故に、職場で面倒なお局職員と一緒のシフトばかりを押し付けられる介護士
そもそも誰かが好き勝手を言い、それを反映されたシフトになると、そのしわ寄せが誰かにいきます。
シフトとはあくまでも全体の調整です。
そうした思惑や自分勝手の裏には、必ず負荷を強いられている介護士がいます。
そして、そうした介護現場のシフトストレスで退職していく介護士も少なくありません。
介護士のシフト勤務の上で大事なこと
いかがでしょうか?
こうした様々な背景を伴う介護現場のシフト問題。
私自身も転職コンサルをしていた時に同じ職場で働いているはずなのに
「うちの職場は本当に大変で…」
「うちは結構働きやすい職場で…」
と働いている介護士によって明らかにギャップのある反応を見るケースが何度かありました。
こうしたものの背景には、今回のようなシフトの不均質問題もあるかもしれません。
ただでさえ大変な労働環境を強いられる介護現場です。
シフト作成の上では、少しもバランスを取りながら、均質なシフトを目指す。
こうした姿勢が必要なのは当然の事です。
「【介護士のシフト問題】介護現場はシフト次第で忙しさが2倍」を読む前に押さえたいこと
この記事のテーマは、単に正解を一つ選べば終わる話ではありません。介護の仕事は、施設の種類、利用者さんの状態、職員配置、地域、雇用契約によって事情が変わります。まずは記事内の情報を自分の職場や希望条件に照らし合わせ、確認できる事実と、自分の感じ方・考え方を分けて整理してみてください。
特に現場・働き方に関する判断では、見出しや口コミの印象だけで決めないことが大切です。給与なら手当や賞与の支給条件、勤務なら休憩や残業の扱い、職場なら相談ルートと記録の残り方まで見ると、入職後・勤務後の「思っていたのと違う」を減らしやすくなります。
判断するときに確認したい4つの視点
1. まず「何が起きているか」を具体化する
「大変」「合わない」「条件が悪い」と感じたら、いつ、どこで、誰が、何をしたのかを書き出します。抽象的な不満を具体的な場面に変えると、改善できることと、環境を変えた方がよいことの境目が見えやすくなります。メモには個人情報や利用者さんを特定できる内容を残さず、職場のルールに従ってください。
2. 希望と最低条件を分ける
希望条件を全部満たす求人や職場がすぐ見つかるとは限りません。「できれば欲しい条件」と「これを下回ると続けられない条件」を分けておくと、比較するときに迷いにくくなります。勤務地、月給、夜勤回数、休日、残業、仕事内容、教育体制などを紙やメモに並べ、優先順位をつけてみましょう。
3. 公式情報と現場の確認を分ける
公式サイトや求人票は制度・募集条件を確認する材料、職場見学や面接は実際の雰囲気や運用を確認する機会です。どちらか一方だけで判断せず、同じ項目を両方で確認します。回答が曖昧な項目は、入職前に「誰に、いつ、どの書面で確認したか」を残しておくと安心です。
4. すぐに決めず、比較できる形にする
不安が強いと、目の前の提案や一つの口コミに引っ張られます。候補を二つ以上並べ、メリットだけでなく注意点も同じ表に書きます。比較の結果、今の職場を続ける判断になっても問題ありません。情報を集めて自分で決められる状態を作ることが、この記事のテーマを活かす一番の方法です。
今日から使える確認メモ
- 気になった出来事・条件を具体的な言葉にする
- 自分が譲れない条件を3つまでに絞る
- 公式情報と、現場で聞いた回答を分けて記録する
- 不明点は「いつまでに誰へ確認するか」を決める
- 一人で抱えず、信頼できる上司・同僚・相談窓口に相談する
よくある迷いへの答え
Q. すぐに転職・退職・応募を決めた方がいいですか?
危険や体調への影響がある場合は安全を優先して相談してください。それ以外は、必要な条件を整理し、求人票や雇用条件通知書を確認してから判断しても遅くありません。登録や相談と、応募・入職の決定は別の段階です。提案を断る場合も、自分の条件に合わない理由を短く伝えれば十分です。
Q. 口コミと自分の印象が違う場合はどうしますか?
口コミは参考材料の一つで、投稿時期や個人の経験によって内容が変わります。複数の情報源を見て、現在の公式条件、見学時の印象、担当者の説明が一致しているかを確認しましょう。判断できない点は、応募前に質問として残しておくのがおすすめです。
Q. この記事を読んだ後に何から始めればいいですか?
まずは自分の状況を3行で書き、次に確認したい条件を一つだけ決めてください。情報を集めるだけでも、希望が整理され、相談や比較がしやすくなります。介護職の求人票チェックリストも、次の確認項目を整理するための材料としてご利用ください。
まとめ:判断材料を増やして、自分のペースで決める
「【介護士のシフト問題】介護現場はシフト次第で忙しさが2倍」のような悩みは、我慢するか、すぐに環境を変えるかの二択に見えがちです。しかし、事実を整理し、条件を比較し、必要な確認を重ねることで、選択肢は増やせます。施設や雇用条件によって異なる部分は、公式情報と職場への確認を優先してください。
関連するチェック項目を整理したい方は、介護職の求人票チェックリストもあわせてご覧ください。広告・紹介サービスを利用する場合も、条件を確認し、納得してから次の行動へ進むことをおすすめします。
\n
あわせて読みたい
シフト表だけでは分からない条件を確認するために、求人票チェックリストもあわせてご覧ください。 求人票チェックリスト