こんにちは、ごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。
私は、新卒で介護業界に飛び込み11年間介護現場や管理職を経験してきました。
その後、転職コンサルに5年間従事し、現在は介護コンサルをする傍ら、介護現場で介護士としても現場のお手伝いをさせていただいています。
本ブログでは、そんな経験を通じて「思ったこと」を中心に発信させていただいています。
そんな元転職コンサルでもある私、ごろにぃがオススメしている転職サイト(エージェント)が、しろくま介護ナビです。
「ホワイトな介護現場の求人のみをピックアップする」をテーマに「しろくま」と命名され、新聞にも取り上げられる程の人気転職サイトです。
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それでは早速本題です。
もはや当然と言わんばかりの介護職同士の人間関係の問題。
以前の記事でも取り上げた通り、「退職理由の第一位は人間関係だ!」という結果があらゆる調査で証明されている昨今。
「でも…、だけど…、そうは言っても…、人間関係を何とかしたい!」日々そんな悩みを抱えながら仕事をする介護職の方も少なくかと思います。
今回は、そんな人間関係で悩んでいる方に向けて「人間関係の悩み解消」纏わる記事を書いていきたいと思います。
介護職の60%は人間関係に悩みあり
まず「介護職の多くが人間関係に悩んでいる」という件について、実際に自分で意見徴収をしようという事で、Twitterでアンケート調査を実施させてもらいました。
実際のところ、人間関係についての悩みは良く耳にする、でもだからって
- 一部の悩んでいる介護職の声が拾われ過ぎているんじゃないの?
- 悩んでると言ってもせいぜい3割くらいの人じゃないの?
そんな浅はかな考えも頭の片隅にありましたが、、、結果は予想を大きく覆すものでした。
「介護現場での人間関係の悩み調査」の結果
以下が、Twitter内で実施させていただいたアンケートの結果です。
介護業界では人間関係の悩みを耳にする事が多い。
何なら「世の中の介護施設なんて全部人間関係が悪い」みたいな主張まである…確かにいざこざは多いと思う。
でも実際のところ、本当に人間関係に悩んでいる人ってせいぜい30%ってとこじゃない?
正解は?介護職の皆さま教えて下さい!
— ごろにぃ@介護コンサル (@goronyi_kaigo) September 3, 2019
(介護職アンケートの結果)
■皆さんは職場での人間関係に悩んでいますか?
※有効回答数:670名
- 悩んでいる…60%
- 悩んでいない…40%
はい、見事なまでの結果。実に60%もの介護職の皆さんが「人間関係に悩んでいる」と回答して下さいました。
「意外に人間関係に悩んでいる介護職は少ない?」と一瞬でも考えた自分が、浅はかだったと痛感させられました(苦笑
介護職として勤務している半数以上の人が「人間関係に悩んでいる…」マヒしてしまいそうですが、やはりこれは異常だと思います。
人間関係の悩み例
では「人間関係で悩んでいる」と回答した皆さんが「実際にどのような悩みを抱えているのか?」についても、いくつか例を挙げて紹介したいと思います。
人物難の介護職が増加中?
まず多いのが、シンプルに社会人として、仕事をする同僚として、当たり前に行われる配慮や助け合い、コミュニケーションが取れない介護職がが多いという現実
- 常に周囲に対して否定的、攻撃的な同僚
- なぜか挨拶一つロクに返さない同僚
- やる気ひとつ無く、1人前の仕事を果たそうとさえしない同僚
一言で言うと「人物難」と言わざるを得ない同僚に頭を抱えている介護職が少なくありません。
上司のレベルにも問題あり?
また人間関係の問題は、現場の同僚同士に限りません。
それこそ上司・部下の関係においての方が、人間関係がひどいケースも多々見受けられます。
- 平気で入社してたばかりの新人や部下をいびり倒す上司
- 未だにワンマンでパワハラ上等の上司
- 「決めつけ」や「思い込み」等でしか人や物事を見れない上司
これらのように立場としての資質が問われるような上司に苦しめられる事も少なくありません。
やっぱりオジサマ、オバサマ、お局様…
これも皆が皆とは言いませんが、ベテラン・お局さん等の古株職員が率先して行う人間関係の悪化問題。
- すぐに派閥を作りたがるオバサマ
- なぜが新人にはきつく当たりたがるお局様
- 相手に合わせて豹変する変幻自在の年配職員
年配者やベテラン職員に限った話ではありませんが、こうした古株者が現場を牛耳り人間関係をおかしくしてしまう事も少なくありません。
着目すべきは「人間関係が悪い」=「人間関係で悩む」ではないという事
これらのように様々の原因や背景をきっかけに乱れに乱れる介護現場の人間関係。
これらの人間関係の問題を「どのように解決すれば良いのか?」に頭を抱える介護職の皆さんや職場も少なくないと思いますし、できる事なら解決したいもの。
でも今回は着眼点を少しずらして解決策を探りたいと思います。
まず今回のTwitterアンケートの結果では、以下のような声が少なくありませんでした。
- 人間関係は悪いが気にしないように、巻き込まれないようにしている
- 人間関係は悪いものだと割り切って仕事をしている
要は「人間関係は悪い」とした前提で、どのように受け止めるかを考え、悩まずに済ませようとするものです。
ちなみに余談になりますが、こうした声の裏を返せば、人間関係に問題はあるが、人間関係に悩んでいない人がいるという事です。
こうした声を反映すると、実際に人間関係に問題を抱える介護現場は6割以上だという事になりますね…
では話を戻りますが、要は「どのようにして良い人間関係を作るか?」ではなく「どのようにすれば人間関係に悩まずに済ませられるか?」という事です。
この点について考えてみたいと思います。
人間関係で悩みを解決するポイントは、受け取り方や立ち振舞
上でも少し書いた通り、人間関係の問題が溢れかえる介護現場では、良い関係を作る事ではなく、悩まない為どうすれば良いかを考える事が大事になります。
「人間関係が悪い」「合わない人がいる」といった環境下でも、そうした状況を受け入れる事で、悩まないようにする事ができるのではないか?
そして、その為には「悩むだけ無駄だ」「相手にしない」等のように「割り切る」「関わらない」といった対応を取る事がポイントになります。
「人間関係を良くしたい」と過度に相手に関わったり、ありたい関係性を求める事が結局ストレスや悩みの根源になるという事です。
- 介護現場は「人間関係が良いとは言えない」「合わない人はどこにでもいる」という前提に立つ
- その状況をしっかり自分で受け入れる
- 受け入れた上で、過度な関わりや干渉を求めずに、聞き流す、割り切るというマインドを持つ
このように人間関係の悪さを受け入れたり、人間関係が悪い前提で物事を考える事は、多くの方にとって本意ではないかも知れません。
ただし、悩むぐらいなら目を向けない、関わらない、こうした割り切りが結果的に自身の働きやすい環境を作ってくれる事も珍しくはありません。
結局、人間関係に悩んでしまったら負け
介護職に限らず、多くの人は人に干渉してしまいがちです。
- 他人に興味を持つ
- 良い関係を築きたいと思う etc
こうした感情を心に持っているのは、ある種自然だと思いますし、それこそ介護職に限ればこうした他人に興味を持つ人の割合はより高いのではないでしょうか?。
だからこそ「人間関係」というもに過度にアンテナが働いてしまったり、無意識のうちに干渉して悩んでしまったりという事が少なくありません。
他人に興味を持つ事、時には人間関係が悩む事、が必ずしも悪だとは言えません。
ただしそうした環境に悩みを抱え、仕事に対してネガティブな感情が膨らむのであれば、やはりそれは払拭されるべきもので、避けるべきものだと私は考えます。
だからこそ、他人を含めてコントロールしなければならないような良好な人間関係を目指す前に、自身を守る為のスルー力を身につける事の方がより大事な場面もあるかと思います。
これは人間関係に対しての諦めではなく、仕事を進める上ではある意味正しい人間関係なのかもしれません。
もちろん良好な職場で、良好な人間関係を築けるのであれば、問題ありません。
そうでない人間関係の現実がある以上、目の前に人間関係について悩んでいる方にとっては「悩まない為にどうすべき」かを考える事が一番の改善策ではないでしょうか。
「人間関係を悪くしないではなく、人間関係に悩まないようにする」
(番外編)元転職コンサルがオススメする介護業界の転職エージェント
記事内でも書いた通り、少し人間関係が悪いからと言って、転職を繰り返しては、キリがありません。ただし本当に人間関係に追い込まれ「聞き流す」「距離を置く」等が物理的に通じない事も少なくありません。
残念ながらそうした場合を次の活躍先をさがす事も大事になってきます。
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