こんにちは、ごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。
私は、新卒で介護業界に飛び込み11年間介護現場や管理職を経験してきました。
その後、転職コンサルに5年間従事し、現在は介護コンサルをする傍ら、介護現場で介護士としても現場のお手伝いをさせていただいています。
そんな元転職コンサルでもある私、ごろにぃがオススメしている転職サイト(エージェント)が、しろくま介護ナビです。
「ホワイトな介護現場の求人のみをピックアップする」をテーマに「しろくま」と命名され、新聞にも取り上げられる程の転職サイトです。
それでは早速本題です。
介護士の業務と一括に言っても「身体介護」「生活支援」「レクリエーション」「書き物」etc。と実に多岐に渡ります。
そして介護士にも「得意な業務」と「苦手な業務」、「好きな業務」と「嫌いな業務」があるものです。
こうした背景を踏まえて、Twitterで介護士の皆さんにアンケートを取らせていただきましたので、その結果を元に記事を書いていきたいと思います。
介護士の苦手な業務の「アンケート項目(選択肢)」について
早速ですが、アンケートの結果を振り返ってみたいと思います。
まず、アンケート項目(選択肢)については、私なりの予測に基づいた完全に独断と偏見で以下の4項目としました。
■今回のアンケート項目(選択肢)一覧
- 入浴介助 …夏場で考えられば体力消耗度MAXじゃない??
- 排泄介助…慣れるとは言え、匂い消えるわけでもなく…
- レクリエーション…意外に考えたり、準備が大変…さらには恥ずかしない?
- 事務(書き物)…対人は得意でも、やっぱりデスクワークは苦手…
繰り返しますが、抽出項目は独断と偏見です。
ちなみに私、ごろにぃの苦手な業務を順番に並べるならば、「レクリエーション」→「入浴介助」→「排泄介助」→「事務(書き物」といった感じです。
最近の仕事柄、デスクワークも多く事務に対しての負担やストレスは昔と比べ、大きく減少したのが特徴かもしれません。
ちなみに4項目となったのは、Twitterのアンケート機能上のものです…悪しからず。
介護士が苦手な業務についての「アンケート結果」
少し前置きが長くなってしまいましたが…
肝心のTwitter上でのアンケート結果がこちら。
昨日、介護士でも意外にレク苦手な人はいるってツイートしたけど…
実際介護士のみんなが「苦手」「できればやりたくない」業務って何ですか?
— ごろにぃ@介護コンサル (@goronyi_kaigo) August 20, 2019
■介護士が「苦手」「できればやりたくない」業務は??
第一位:レクリエーション / 52%
第二位:事務(書き物) / 24%
第三位:排泄介助 / 13%
第四位:入浴介助 / 11%
(有効回答人数:796名)
この結果を見て「意外な結果だった」というのが、私の個人的な感想です。
上で、私が「レクリエーションが最も苦手」と書いてはいたものの、世の中の介護士の実に半数以上が、レクリエーションを苦手な業務だと感じている事には、驚きしかありませんでした。
反対に、三大介助に当てはまる「排泄介助」「入浴介助」の選択割合がここまで低い事には驚きました。
もしかしたら、業務の慣れの過程(経験年数)でこの辺りの心境や捉え方についても変化が生じるのかな?と個人的には感じる結果でした。
レクリエーションが苦手な理由について
いずれにしても介護現場で「圧倒的な不人気を誇っている事がわかったレクリエーション」。
この点については、疑いようがないかと思います。
ちなみにレクリエーションがが苦手な理由については、以下のような声が多く上がっていました。
- 何をしたらいいか思いつかない
- 人前で何かするのが苦手
- 盛り上げたりがすごく苦手…
- そもそもレクが必要だと感じていない etc
これらの結果をざっくりまとめると以下のようになります。
- マンツーマンの利用者との関わりは苦でなくとも、集団の前で盛り上げたり、仕切ったいするのは苦手な人が多い
- イベントや行事を考えたり、準備するのが苦手な人が多い
実際、レクリエーションが苦手な私はこの2つがモロに当てはまってしまいます…
一方でレクリエーションが好きな介護士も少なくない
このように介護現場で、総体的に見れは不人気と言わざるをえないレクリエーション。
でもその一方で「好きな人はとことん好き」というのが、レクリエーションと言えるのではないでしょうか?
- みんなで盛り上がってワイワイするのが好き
- レクを考える事自体が楽しい
- 刺激があり、メリハリがつけられる etc
これらのように「好きな人は好き、苦手な人は苦手」と意見が別れやすいのがレクリエーションなのかもしれませんね。
その他でも介護業務以外の業務が不人気
またその他でも「介護業務以外の業務」が不人気だということもよく分かります。
- 不人気の第2位は「事務仕事(書き物)」
- 利用者さん家族の対応が負担
- 行政対応が負担
これらのように一般的に言われる3大介護以外でのストレスや負担が大きいという声も見られました。
介護士を志す以上、一般的な介護業務はある程度イメージして業界に飛び込んでくる方が多いかと思います。
ただその段階で想像できなかった、介護業務以外の業務が負担になっているのかも知れませんね。
介護士が得手不得手、好き嫌いを業務に活かす事も検討するべき
今回のアンケート結果のように、同じ介護士という職種を志した介護士にも「得意な業務と苦手な業務」「好きな業務と嫌いな業務」があります。
それにも関わらず、多くの介護施設ではこうした適正や希望を鑑みずに、皆が皆横並びのルール、業務分担をケースを見受けます。
確かに好き放題にやりたいことやるだけでは、現場は回りませんし、苦手なものを克服する事も仕事の過程では重要かもしれません。
ただし、管理職ががこうした個人の適正を鑑みて業務を割振ることで、介護士にとってもう少し働きやすい環境が構築される事も十分にありえます。
今回のアンケート結果を通じては同じ介護施設での介護士業務であったとしても、もう少し適材適所という考え方を持つことの必要性をより実感させられました。
最近では個人の特技を介護現場の業務に活かせるように考えている介護施設も増加しています。
そこまで特別な事でなくとも、日常の業務割振り1つで1人1人の介護士の負担が異なることをしっかり念頭においておいて、損はないかと思います。