こんにちは、ごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。
私は、新卒で介護業界に飛び込み11年間介護現場や管理職を経験してきました。
その後、転職コンサルに5年間従事し、現在は介護コンサルをする傍ら、介護現場で介護士としても現場のお手伝いをさせていただいています。
そんな元転職コンサルでもある私、ごろにぃがオススメしている転職サイト(エージェント)が、しろくま介護ナビです。
「ホワイトな介護現場の求人のみをピックアップする」をテーマに「しろくま」と命名され、新聞にも取り上げられる程の転職サイトです。
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それでは早速本題です。
突然ですが、介護現場で働く皆さんは「仕事着」で悩んだ事はありませんか?
- 制服があるから悩むことなんて無かった
- 服装のチョイスミスを指摘された事がある
- 転職して新たな環境に行くと前までの当たり前が覆された etc
同じ介護現場でも制服(ユニフォーム)の有無から実際の服装やルールまで実に様々。
「郷に入っては郷に従え」と言っても過言ではありません。
今回は、この介護職の服装について「制服の可否アンケート」を皮切りに考えていきたいと思います。
介護現場は制服導入に大賛成?
私の支援先施設でもちょうど話題になっていた、介護現場の制服(ユニフォーム)問題。
まずは「現場の介護職の声を聞こう」という事で、Twitterにて以下のアンケートを実施しました。
介護職の皆さん。
皆さんは介護現場での制服(ユニフォーム)賛成派ですか?今ちょっとした議論になっていまして…(苦笑
・あれば感染症対策がしやすい
・あれば誰が職員かわかりやすい
・あると家庭的な雰囲気が壊れる
・そもそも無いと準備や負担が大変…etcご意見を募ります。
— ごろにぃ@介護コンサル (@goronyi_kaigo) August 27, 2019
介護職の82%は「制服があった方が良い」と回答
■介護職の制服アンケートの結果
(有効回答数:848名)
- 制服はあった方が良い:82%
- 制服は無い方が良い:18%
アンケート結果からは、上記のように「82%もの介護職が制服賛成派」である事がわかりました。
介護現場の多くの声は「制服導入求む!!」で間違いないと言えそうです。
もしかすると今の介護現場の半数以上が制服を導入している事も、制服派の後押しに繋がっているのかも知れませんね。
介護職が制服(ユニフォーム)に前向きな理由
アンケート結果にもある通り、多数派である「制服派」。
この制服派の方が、制服に対して前向きな理由をいくつか取りまとめてみたいと思います。
「制服」がある事によるメリット
- 職員、利用者さん、ご家族等の誰もが、ひと目で誰が職員なのかが見分けられる
- いちいち仕事着を考えたり、準備したりしなくて良い
- 職員同士の一体感が生まれたり、仕事のスイッチが入ったりする
①職員、利用者さん、ご家族等の誰もが、ひと目で誰が職員なのかが見分けられる
これは入居系の施設で特に言える事ですが、介護施設にいるのは介護職と利用者さんだけではありません。
介護職以外の専門職もいれば、ご家族さんなどの面会者、時には業者さんと多くの方が出入りする介護現場も少なくありません。
そうした時に一目で「誰が職員なのか?」がわかる事で、外部の方は助かったりするものです。
また職員同士であっても、職種ごとに制服を分ける事で、「すぐにどこに誰がいるかわかりやすい」等のメリットがあります。
②いちいち仕事着を考えたり、準備したりしなくて良い
また制服のメリットとして煩わしさやコスト面を挙げる介護職も少なくありません。
- 服装を考える事の手間
- わざわざ買い揃える事の手間
- 自分で購入するコストの無駄
確かにわざわざ仕事の為に、服装を準備する事への手間やコストを嫌う声も十分に理解できますし、毎日の服装を考える事が意外に煩わしかったりもするものです。
※制服でも制服代が自己負担の職場もありますので、その点は要注意です…
③職員同士の一体感が生まれたり、仕事のスイッチが入ったりする
また制服の導入が心理的なプラス効果を生むという声も少なくありません。
- 職員同士が同じ制服を着る事で一体感が生まれる
- 連帯感が生まれ、コニュニケーションが取りやすくなる
- 制服に着替える事で「仕事モードに入る事ができる」「メリハリがつけやすくなる」等の切り替えができる
これらのように、気持ちを切り替えたり、気持ちを高めたりする意味でも制服が良いという声もあります。
介護職の制服に後ろ向きな理由
一方で「制服が無いほうが良い」とする制服反対派にも様々な理由があります。
「制服」が無い事によるメリット
- 職員と利用者さんの境目を消す事ができる
- 個性が出せたり、好きなものを着る事で気持ちが盛り上がったりする
- 暑さ寒さへの対応等、機能面の調整がしやすい
①職員と利用者さんの境目を消す事ができる
これは介護現場であっても「家庭的な雰囲気」や「生活感」を重視したいという法人にたまに見られる例です。
「家庭では、本来みんな自由な服装をする。利用者さんにとって家庭の場である介護現場に制服を着た職員がいる事は家庭としての介護施設を壊しかねない」
あくまでも考え方の1つではありますが、こうした考え方や理念に則り制服を導入しない介護現場もあります。
「利用者さんに寄り添う」という考えをこうした形で表現する必要があるかについては、よく疑義が生じるところではありますが、少なくともまだまだこうした考えの介護現場も少なくありません。
②個性が出せたり、好きなものを着る事で気持ちが盛り上がったりする
また制服が無い事での心理的なメリットを挙げる例も少なくありません。
- 「自分で服を選ぶ」という行為により個性が出せる
- 好きなものを着ることで気持ちが盛り上がる
- 逆に制服はデザインのカッコ悪いものが多い
このように個を尊重する事が、仕事に対しても前向きなマインドを生むという声も少なからずあります。
③暑さ寒さへの対応等の機能面の調整がしやすい
また制服の機能次第な部分ではありますが、自分で服装を選ぶ事による、体感面や機能面での調整しやすさを挙げる声もあります。
- 制服の場合だと「半袖のポロシャツorジャージ」等のように、寒暖への対応がしづらい場合がある
- 制服だと自分の動きやすさやサイズ感の調整がしづらい
こうした寒暖の調整は個々の体型や機能面を尊重した時に、自分の動きやすさや体感に応じて服を選べる事がメリットになる事もあります。
介護職の服装のポイント
ここまで「介護職の制服」を起点に服装の良し悪しをまとめてきましたが、結局のところ何が大事だと言えるでしょうか?
ポイントをいくつかまとめてきたいと思います。
機能性が伴っているかどうか?
まず介護士の服装を考える上で大事なことは、やはり「機能性」が伴っているかどうかです。
- 動きやすい服装であるかどうか
- 身体のサイズにあったものであるかどうか etc
言うまでもなく、介護現場は介助やレクリエーションを中心に身体をしっかり動かす仕事です。
動きやすさや寒暖の調整面、通気性等のトータル的な機能面が重要視されるべきなのは当然のところです。
単純な機能面だけでなくサイズについても、長すぎる丈は踏んだり、引っかかったりと事故に繋がるリスクもあります。
機能性が伴ってかつ、自分にあったサイズ感のものを選ぶ必要があります。
安心感や清潔感が保てているかどうか?
また介護現場は利用者さんの生活の場です。利用者さんにとっての安心感や清潔感が担保される必要もあります。
- 不安を煽るような印象を与える服装をしない
- 不快感の与えるような服装をしない etc
これもまた当たり前の話ではありますが、介護現場では「利用者さんの生活」に配慮をする必要があります。
例えば「真っ黒な服装は喪服やお葬式を連想させる」「ドクロなどの奇抜なシャツは不快感を与える」等です。
また不快感という意味では「汚れたまま洗濯がされていない」や「破れほつれている」等の清潔感や衛生面に配慮が欠ける事も当然問題です。
一括に「黒はダメ」等と決めつけられるものではありませんが、最低限の配慮が行われるべきなのは当然のところです。
利用者さんの安全や事故リスクに配慮できているかどうか?
また介護現場での安全は必須ですし、その一方で事故はつきものであったりします。
だからこそ、最低限そうした事故が起きないように服装についても事前に配慮しておく必要あります。
例えば「無駄に多いポケット」や「フード」等がついた服装の場合は、介助を行う上でも引っ引っかかったり、利用者さんが誤って引っ張ったりと事故のリスクを高める事になりかねません。
たかがポケット、たかがフードであったとしても利用者さんと密着する事の多い介護現場では、いつどのように事故に繋がってしまうかわかりません。
こうした事前のリスク回避は、服装を考える上でも大事なポイントになります。
更に言えば、単なる服装だけでなく、ネックレスやイヤリング、ピアス等の装飾品についてもできるだけ避けるように配慮する必要があります。
装飾品が利用者さんを傷つけてしまう事を避ける目的もありますが、介護職自身の安全を守る意味でもこうした配慮は行われるべきです。
介護職の制服/服装についてのまとめ
今回は制服のアンケートを皮切りに介護職の服装について、記事を書いてきましたがいかがでしたでしょうか。
「利用者さんにとっての目線」「介護職自身にとっての目線」それぞれで見た時に必ずしも制服が正解もしくは不正解とは言えません。
制服の有無よりも、機能面・安全面・清潔面、そして時には気持ち面等々において、しっかり配慮がされているかが大事なのは言うまでもありません。
たかが服装、されど服装。
服装ひとつで業務にプラスの効果がもたらせるのであれば、服装についてしっかり考えておくことも決して無駄ではないと思います。
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