こんにちは「介護コンサルをしながら、現役介護士を両立」がモットーのごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。
介護業界では、もはやお馴染みの「人間関係」の問題。
この問題の根源は「どこで働くのか?」「どのような環境で働くのか?」という他人依存による問題だと思われがちです。
でも、そうとばかりは言えません。
想像してみて下さい。
人間関係が悪いと言われる職場でも、決して全員が全員人間関係に問題を抱えている訳ではありません。
実際同じ職場環境においても
「Aさんは人間に苦労している」
「Bさんは良好な人間関係を築けている」
このように個人によって違いが生まれるものです。
今回は、そんな人間関係構築の為に「特に転職後の介護士注意すべき点」について、3つのポイントにまとめてみたいと思います。
・転職したばかりの介護士さん
・転職しようとしている介護士さん
・人間関係を良好に築きたい介護士さん
こういった方々へのへの参考記事となれば幸いです。
1.「挨拶」は無理にでも行うべし
まずはじめに、転職後に良好な人間関係を作る上でこの「挨拶」は絶対に切り離せない問題です。
逆に言えば、最初の挨拶がしっかりできるだけで、その後の人間関係の構築はグッと楽になります。
「最初の挨拶」があなたの印象を全て決定します
これは介護士に限った話ではありませんが、人は初めての挨拶で相手の事を瞬間的に、そして無意識的にどんな人なのか見極めています。
①元気で笑顔のある挨拶
②面倒くさそうな挨拶
③挨拶さえ無い
こうした3つのパターンがあった際に、あなたが同僚や先輩ならどのような挨拶をする新人に好印象を抱きますか?
恐らく大半の方が①の「元気で笑顔のある挨拶」を選ばれると思います。
それであるならば、
「有無を言わず元気で笑顔のある挨拶をしましょう」
という話です。
もちろん上司や同僚から挨拶をしてきてくれる事もあるでしょうし、「挨拶は新人から」等と言いたいわけではありません。
ただし良好な人間関係を作りたいのであれば、敢えて茨の道を進む必要はありません。
自分から積極的に「元気よく挨拶する」これだけで円滑な人間関係のスタートが切れるかもしれません。
挨拶への躊躇は不要です
そして挨拶について、意外に陥りがちなのが「タイミングを逃す」という例です。
介護現場はデスクワークではありませんので、常に目の前に挨拶をしたい同僚や上司がいるわけではありません。
それだけに、挨拶のタイミングを躊躇してしまっているとタイミングを逃してそのままズルズルなんて例も少なくありません。
・今は忙しそうだな…
・今は行かない方が良いかな…
こんな事をあれこれ考えているうちに、挨拶のタイミングを逃してしまします。
挨拶なんてたったの一言で構いません。
「本日からお世話になる〇〇です、よろしくお願いします」
たったこれだけの事です。
だからこそ余程取り込んでいる様子でも無ければ、ささっと済ませてしまいましょう。
そのタイミングを逃すだけで「挨拶さえしない新人」のレッテルを貼られてもいい迷惑です。
2.年齢や経験を振りかざすコミュニケーションはNG
そして新人として入社した場合に、気を付ける2つ目の注意点は「言葉遣い」です。
これも、特段難しいことを言っている訳ではありません。
シンプルに
「敬語でコミュニケーションを取りましょう」
という話です。
これも本来は、社会人として至極当たり前の話です。
しかしながら、意図的になのか、相手を見下しているのか、平気でタメ口のコミュニケーションを取り始める新人さんも少なくありません。
職場でのコミュニケーションに年齢や経験は関係ありません
そしてコミュニケーションのとり方で気をつけるべきは、イチイチ「年齢」や「経験」を気にしないという事です。
・自分の方が年上だから、年下に気を使いたくない
・自分の方が経験が豊富だから、下手に出たくない
このような小さなプライドが邪魔をして、無駄に初対面の同僚から受けた指示に対して「うんうん」「わかる」等とタメ口でコミュにケーションをとる人がいます。
ただそんな小さなプライド程どうでもいい話はなく、新しい職場において、「年齢」「経験」を振り飾す程、無駄な事はありません。。
友人同士の繋がりならまだしも、職場で初対面の人間から敬語抜きに話しかけられて良い気をする人はいません。
逆に言えば「丁寧に敬語で話しかけられて嫌な気をする人はいません」
新しい職場での関係性は「新人と先輩」という関係性でしかありません。
関係性が構築できてからのコミュニケーションはさておき、入り口を敬語でスタートするというのは、ビジネス上の付き合いの上では、当然の事です。
3.まずは郷に入っては郷に従え
また、転職後の人間関係を乱す要素の一つに、「新しい職場のやり方に馴染めない」という問題もあります。
それが「過去の経験」がコミュニケーションを阻害する悪い例です。
「前の職場では…」ばかりの新人
新しい職場の業務に馴染めない特徴で最も多いのが、「前の職場では…」という過度に以前の職場との比較をしてしまう介護士です。
職場が変わった以上、進め方や考え方に違いが生じるの当然の事です。
それにも関わらず下記のような新人介護士がいます。
何かを教わる度に「前の職場では、そんな進め方じゃ無かったんですが」
指摘を受ける度に「前の職場では、これで良いと言われてたんですが」
このように何かにつけて前の職場との比較を口に出しす介護士が少なくありません。
ただしこの
「前の職場では…」という言葉程、転職初期に向かないコミュニケーションはありません。
教えている側も人間です。
大半の介護士は、まずは素直に話を聞いてもらいたいという思いを持っています。
更に言えば「そんなに前の職場が良いならなんで転職をしたんだろう」というネガティブな気持ちさえ彷彿させてしまいます。
「意見を言うな」と言っているわけではありません。
ただし、転職して新たな環境に身を置いた以上、新たな環境に合わせる努力やまずそこの進め方を理解しようというスタンスは必要です。
まさに「郷に入っては郷に従え」という事ですね。
「新人の人間関係構築」はコミュニケーションのとり方で決まります
新人のコミュニケーションにおける3つのポイントを挙げましたが、いかがでしょうか?
・元気に笑顔で挨拶する
・敬語でコミュニケーションをとる
(年齢・経験を振りかざさないコミュニケーション)
・郷に入っては郷に従う
(前の職場は…と聞かれてもいないのに、比較ばかりしない)
いずれも社会人として、超基本的な話でしかありません。
しかしながら入社早々に人間関係で躓く人の多くは、スタートラインでのこういったポイントが抜け落ちてしまっているのも事実です。
逆に言えば、初期段階での人間関係については、まともなコミュニケーションを取ることさえ意識できれば、多くの場合問題なく進められます。
入り口をスムーズに入り込むことさえできれば、多くのケースでその後の人間関係は良好に進められるものです。
この当たり前を当たり前に行う事が、良好な人間関係構築への一番の近道です。