こんにちは「介護コンサルをしながら、現役介護士を両立」がモットーのごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。
介護業界に限った話ではありませんが、「仕事」についての話となるとついついネガティブなコミュニケーションが多くなりがちです。
事実、SNSやニュースの介護士の話題といえば、ポジティブな話題が「1」に対してネガティブな話題が「9」程度の割合で飛び交います。
でもそんな介護業界、これだけ多くの介護士が勤務しているわけですので、良いところがないわけありません。
今回は、そんな「介護業界のメリット」や「介護士をやっていて良かった」事について、まとめてみたいと思います。
介護士のメリット「やってて良かった」5選
介護士の「やってて良かった」について、Twitter上でも意見やエピソードもいただきましたので、その点を踏まえてまとめてみたいと思います。
ネガティブな話題やSNSが溢れる介護業界。
僕自身、いろいろ「現状を伝えたい」と思うとそうしたツイートやブログが多くなるけど…たまには、ポジティブな記事も書きたいなと。
是非介護業界で働いていて良かった事、楽しかった事を教えて下さい。リプで募集します!
— ごろにぃ@介護コンサル (@goronyi_kaigo) April 25, 2019
まず「介護士のやってて良かった5選」について、考えてみました。
1.大変ですが「やりがい」があります
2.人間関係が面倒ですが「温かみ」に触れることができます
3.待遇の良さは無くても「安定」があります
4.年齢・学歴問わず「キャリアアップ」のチャンスがあります
5.将来必要になる「介護の技術や知識」が身につきます
いずれも介護業界で勤務していれば、一度や二度こうした経験はこうした経験があるのではないでしょうか?
まず分かっていただきたいのは「介護職も捨てたモノではない」ということです。
「介護士の良いところ」の詳細
先程の「介護士のやってて良かった5選」について、もう少し掘り下げて考えてみたいと思います。
①大変ですが、「やりがい」があります
まず介護と言えば「やりがい」と言うくらいです。
もちろん「やりがい」はあります。
・利用者さんからの「ありがとう」の言葉
・利用者さん家族からの「ありがとう、助かりました」の言葉
人生の最期を迎えられる方も少なくないだけにこれらの「言葉」や「笑顔」に対して、「やっていて良かった」と思う事は少なくありません。
どうしても日常の大変さの中ではこうした「やりがい」に目を向ける余裕が無くなってしまいがちです。
実際、このやりがいを凌駕するだけのハードな業務と向き合っている介護士も少なくありません。
ただこうした「やりがい」が現場で頑張る介護士の支えになっている事は間違いありません。
②人間関係が面倒ですが「温かみ」に触れる事ができます
また介護士の仕事と言えば「人と人」との関わりです。
それだけに深い温かみに触れる事も少なくありません。
・介護士のミスに対して「いいのよ」とおおらかに受け止めてくれる利用者さん
・大変そうな介護士を見て「無理しないでね」と気遣いをしてくれる利用者さん
・時には人生の先輩としてアドバイスをくれる利用者さん
どうしても介護現場での人間関係と言えば「対、利用者さん」「対、ご家族」「対、同僚」へのネガティブなものが取り上げられてしまいます。
事実、利用者さんや同僚との関わりの難しさを痛感し、悩む介護士も少なくありませんが、同時に介護士にこうした「温かさ」を分けてもらえる事もあります。
③待遇の良さは無くても「安定」があります
また介護士の待遇と言えば「悪い」というイメージが定着していると思います。
ただし、「良くは無くても安定はしている」が介護業界のウリです。
・介護は国策事業の為、基本的に衰退が無い
・景気に左右される事はほとんどなく、むしろ不景気に強い
・何だかんだと待遇は改善傾向で、この傾向は継続見込み
繰り返しになりますが、
「介護士の待遇が異業種に比べて高いか?」
「心身のハードさに見合っていると感じるか?」
多くの介護士の回答は「NO」だと思います。
ただし、それでももう少し広い視野でかつ、長期的な目線で介護業界を見れば、そこまで悲観的になる必要はないと考えています。
引き続き待遇改善の為に、サービスレベルを上げるなり、声を上げるなりという事は必要ですが、今の日本にそう多くは確実に伸びしろのある事業です。
④年齢・学歴問わず「キャリアアップ」のチャンスがあります
また介護士の良いところは、比較的平等にキャリアアップのチャンスがあるという事です。
・大卒でなくても立派な管理職をしている介護士が多い
・20代の管理職、女性の管理者も多く活躍している
・必要な資格取得も学歴要件がほとんどない
もちろん働く法人によっては、学歴が重視される職場もあります。
ただし、多くの介護施設で「キャリアアップ」の機会に「学齢」や「性別」「年齢」の壁が生まれる事はそれほど多くありません。
そうした意味では異業種や未経験からの参入癖の低さも物語っています。
時にこした参入癖の低さがネガティブに働く事もありますが、基本的には良い点と言えるのではないでしょうか。
⑤将来必要になる「介護の技術や知識」が身につきます
最後の良い点は、多くの人が将来必要になる「介護の技術や知識」について、仕事を通じて得ることができるという事です。
・介護保険法やその他年金絡みの知識も得やすい
・負担の少ない介護技術が身につく
何も「身内の介護は、介護士にお任せください」と言いたいわけではありません。
むしろ介護士の多くは「身内の介護」と「仕事としての介護」を割り切っていると言います。
例えそうだとしても、身内に介護が必要になればそうした知識や技術が活かせる場面がくる事は間違いないのではないでしょうか。
「介護士の良いところ」介護士のリアルな声
リアルな声という事で、Twitter上でいただいた「介護士の良いところ」についてもいくつか抜粋してご紹介させていただきます。
(回答例1)
婚活市場で、手堅い物件と思われてるかなあ?
給与は安いが、真面目で確実に現金持ってくるみたいな。
ただし、親の面倒見てくれそう、優しそうみたいな、仕事とプライベートは別じゃと言いたくなる期待を寄せる人も。
以上、若手の雑談より。
(回答例2)
生涯独身で偏屈じーさんが、亡くなる数日前に涙ながらに『ここに来て良かった。皆優しくしてくれた。1番幸せだった。ありがとう。』と。
この方以外にも身寄りのない方が、私達を心底信頼し笑顔が見られるようになり、最期に穏やかに旅立ちを迎えられた時、自分の仕事の尊さを改めて感じていました。
(回答例3)
色んな問題点にイラつきますけど、私は他業界から来て、認知症の人達がふと見せる可愛い所が大好きです。
だから目的を達成してからも、元の仕事に戻っても、無理難題言われても、この仕事に関わっているのだと思います。
腹の底から笑える時があるから、本当に。
(回答例4)
給料が安いイメージがあるが これから、未来は明るいよ!
国が推進する在宅介護に外国人労働者は使えないからね ってことは、訪問介護員はますます 重要視される
今までの、処遇改善の上げ率見ても分かる通り追い風は続く
諦めずに、頑張れば報われる
(回答例5)
①お嫁さんより「あなたがいなければ家での介護は続けられなかった。満足のいく最後になって良かった。」と言って貰った。
②退職時、デイ職員の方が「早く担当に戻ってほしいって○○さんが言ってましたよ。私達も待ってます。」と泣いてくれた。
③利用者さん(80代)が「お前が独身なんて、世の男は見る目ねぇなぁ。」と呟く。
④書類を出しに行ったら市役所の人が「書類見るだけだけど、あなたが頑張ってるのはちゃんとわかるよ。見る人は見てるから、これからも頑張ってね」と言ってくれた。 *人との繋がりのおかげで仕事楽しいです。
介護士のメリット「やってて良かった」のまとめ
いかがでしょうか。
日々ネガティブな問題や会話が取り沙汰される介護業界。
それらネガティブな要素も介護士や介護現場の事実です。
でも同時に介護士の仕事にこうした「やってて良かった」と思えるポイントが存在するのも事実です。
「何が正解なのか?」「何が不正解なのか?」ではなく、これらポジティブなものネガティブなもの全てを取りまとめて「介護士の仕事」と言えるのではないでしょうか。
決してきれいごとだけを並べるつもりもありません。
ただし、介護にはしっかり「やってて良かった」と思える日常がある事を是非お伝えしていきたいと思います。
最後に、
「これから介護士にチャレンジする」
「新たな環境で介護士としてキャリアアップする」
こうした方に向けて、元転職コンサルタントとしてオススメする転職サイトを紹介させていただきます。
良ければ参考にして下さい。
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