介護現場の大変さと言えば、かつては3K(きつい、汚い、危険)と言われていましたが、最近ではプラスして「給与が低い」「休暇が取れない」「臭い」「暗い」・・・あげればキリがなくなりそうですが、多くの「K」が潜んでいます。
こうしたものが原因となり、体調を崩したり、人間関係が悪化したりと様々な弊害を起こします。
でも介護現場の大半さはこれだけじゃありません。
ここにプラスした負担が、今回のテーマでもあるシフト勤務です。
先日もロング夜勤について、ツイートしたところ予想外の反響があり、介護現場で働く皆さんがシフト勤務について苦しんでいる事が伺えます。
一応言っておくけど、ロング夜勤(16時〜10時とか)の明けのことを
「今日休みで良いね!」
とか言う人いるけど。
ただの勤務後だから…
そして是非やってみてから言ってくれ…この前久々にロング夜勤して疲れ果てた者より。
— ごろにぃ@介護コンサル (@goronyi_kaigo) December 14, 2018
というわけで今回は介護施設のシフトについて、ブログを書いてみたいと思います。
地味にきつい…「遅番」からの翌日「早番」
入居系施設の大変さと言えば、多くの人が「夜勤」を上げると思います。
でも実はこの「遅番」からの翌日「早番」というシフトはバカになりません。。。
■「遅番」からの翌日「早番」の例
12時~21時の遅番勤務をした翌日に朝7時~16時の早番勤務をするようなパターン
日常に落とし込むとイメージがつきやすいと思います。
残業がなかったとしても21時に勤務が終わり、家に着くのが22時頃でしょうか?
そこから夕食をとり、お風呂に入り、束の間の休息で気付けば24時・・・
翌朝は5時過ぎには起床し、6時頃には家を出て、職場到着が7時前。
これが実にきつい。。。
さらにはこうした不規則が、「早番」「遅番」「日勤」「夜勤」とランダムに訪れます。
シフトに合わせて日常を調整する中で身体が少しづつダメージを負っていきます(苦笑
これがシフト勤務ならではの、難しさであり、大変さです。
ストレスの大本命「夜勤」
そして、一番キツいシフトとしてイメージされるのが、この「夜勤」ではないでしょうか?
ちなみに介護現場での「夜勤」と言っても基本的に大きく2つパターンに分かれます。
■ロング(2交代)夜勤の例
16時~翌朝10時まで(休憩2時間)の通して夜勤をするようなパターン
※1度の夜勤で2日間出勤の計算
(メリット)2日勤務計算になるので、明けの翌日は勤務休みになる事が多い。
(デメリット)拘束時間は馬鹿にならず、勤務開始前は気が遠くなる。
■ショート(3交代)夜勤の例
21時~翌朝7時まで(休憩2時間)の夜勤をするようなパターン
※1度の勤務で1日間出勤の計算
(メリット)ロングに比べ時間は半分程度であり、負荷は最低限で済む。
(デメリット)あくまでも1日分の出勤にしかならない。
また、どちらの夜勤にでも言えることですが、休憩の2時間でしっかり仮眠と取れるよな職場やケースもあれば、事実上、一晩中走り回っているようなケースもあり、夜勤の大変さも職場やケースにより実にさまざま。
またこの拘束時間はあくまでも残業時間を含んでいない例ですので、ここに残業までプラスされたに日には、「辛い」の一言ですね(泣)
ちなみに夜勤には手当(3,000円程度~9,000円程度)が出るという大きなメリットがありますが、これが高いのか?安いのか?
職場によって実に評価が難しい所ですが、実際にやっている立場からするとお世辞にも高いとは言えません。ホントにきついので。
基本夜勤後は自宅に帰ってバタンキューです。
まとめ
今回は、「遅出⇒早出」と「夜勤」についてのみ書かせていただきましたが、介護施設によってはシフトが10パターン以上あるようなケースまで実にさまざま。
介護業界と言えば業務内容や人間関係の大変さがスポットを当たりますが、地味にこうしたシフト勤務の難しさもお分かりいただければと思います。
中には、「シフト勤務だから、平日や遅出前、早出後の時間を有効活用できる」と言われるような強者もいらっしゃいますが、こうしたシフトに合わせて身体のコンディション調整する事は実に大変です。
24時間サービス提供しているような職場では、シフトで調整しながら運営する必要があるのは百も承知ですが、こうしたシフト勤務の大変さも介護業界のストレス要因になっているのも事実です。
よくシフト作成担当の方が「どう調整すればみんなの負担を軽減できるのか?」というテーマに挑まれていますが、実に難しい。
一番疲れが少ない、ベストのシフト組みについて、本でも発売されれば、是非買いたいと思います(笑
あまり目のいかない、この介護現場のシフト勤務の実情について、簡単な記事ではありますが知っていただけるきっかけとなれば幸いです。。
【おまけ】
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