こんにいは、ごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。
介護業界でお勤めの方の周りには、1人2人は必ずと言って良いほどいるのではないでしょうか「もう介護士は辞めたい」と悩み、嘆いている、同僚やご友人が。
そしてこの記事をお読みいただいている介護士さん自身が辞めるべきか悩んでいるなんて事もあると思います。
もちろん介護士を続けるも辞める続けるも自分次第、そして転職をするもしないも自分次第ではあります。
ただし今回はそうした結論を出す前に、必ず一度立ち止まって考えてもらいたいポイントを2点記事にさせてもらいます。
介護士を辞めるべきが悩んだ場合の確認ポイント
さっそくですが、辞めるべきか悩んだ際に必ず考えてほしい2点のポイントについてです。
■辞めるべきか結論を出す前のポイント
①自分の意思を貫き通せているか?
②その意思には、「あるべき論ではなく、できる?できない?」の冷静な判断が加えられているか?
ポイントはこのたった2点だけです。
一見当たり前の事ではありますが、激しい労働環境に身をおく介護業界ではこの一見当たり前とも言えるような判断を鈍らせてしまうような場面が多々存在します。
自分の意思を貫き通せているか?
まず当たり前の話ですが、仕事は自分の人生の一部ですし、自分にしか責任は取れません。
そんな自分自身が辞めるべきか悩んでいるのであれば、やはり結論を出すのは自分自身であって、周囲の声に惑わされるべきではありません。
しかしながら介護業界では、人手不足で悩む上司や同僚からの引き止めや大変な環境の中での後ろめたさ等、自分の思い通りに事を運びづらい状況があるのも事実です。
だからこそまずは「誰に相談した結果」「引き止められた結果」ではなく、「自分の意思を大事にする」という事を念頭に置いてください。
自分で判断するメリット
もちろん周囲に相談することや引き止めの声に耳を傾ける事自体が必ずしもデメリットになるわけではありません。
相談する過程で「新たな知見が得られた」「自分自身の想いが整理できた」等という事は、よくある事だと思います。
ただし「最終判断は自分でしっかりする」という事に意味があります。
人はなにか嫌なことや失敗があった場合に「人のせい」にしてしまいがちです。
「友人に転職を勧められ転職したが、辞めて後悔している」「知り合いに声を掛けられて新たな職場にいったが散々だった」逆に「引き止められて退職をしなかったが、職場環境は改善せず後悔している」というような相談や嘆きの声を聞くことも少なくありません。
その都度、私自身がいつも考えさせられたのは「人から背中を押されて出した結論には、何かあった時に言い訳がついてきてしまう」というものでした。
当たり前の話ですが、自分の人生において「あの時、あの人が〇〇と言ったから」は通用しません。
転職するか否かというターニングポイントだからこそ、しっかり自分の意思を尊重し、自分自身の逃げ道を無くすことで、転職するにしてもしないにしても「覚悟」がより強固なものなります。
大事なことだからこそ、自分で考え抜いて覚悟をもってください。
ただし「無理」だけは絶対禁止
そして自分自身の覚悟や意思以上に大事なのが、現職を続ける場合に「無理」がないかということです。
散々考え抜いた結果が、「続けたい」「続けるべきだ」という個人の意思であったとしてもそこには心身の余裕や健康が保たれている事が大前提になります。
介護現場では無理した結果、精神的にも肉体的にもボロボロになってしまうという方が後を絶ちません。
また人を悩ませたり、追い込んだりするのは、基本的に「人」であることが多いです。
これだけ人に囲まれた環境下で仕事をしていれば神経が削られるわけで、こうしたボロボロになってしまう方が相次ぐのも頷けてしまいます。
そして、ボロボロになってしまった方が決まって仰るのが「あの時に早めに辞めておけば良かった…」という後悔の一言です。
心身ともに削られるといってもそこに至るまでには過程があるわけです。
肉体的なものであれ、精神的なものであれ、事前に「調子が悪いなぁ」「仕事に行きたくないなぁ」等と身体は事前に危険信号を出してくれます。
自分の意思を大事にしながらも、身体に異変をきたす場合は、その危険信号としっかり向き合い、本当に続けるべきなのか判断する事が大前提として必須です。
介護士を「辞める」or「辞めない」の際に気をつけるべき事のまとめ
いかがでしょうか?私はこの記事で特別に介護職からの転職をオススメしたいわけではありません。
言いたいことは「他人でなく自分の意思を大事にする」「自分の身体を潰さない」この2点だけです。
私の知る範疇でも様々なケースがあります。
介護現場で苦しみ続けていた方が、別の職場や職種へと環境を変える事で、いきいきと仕事ができるようになるケース。ゆっくり休み冷静になる事で、再度介護業界に戻ることができたというケース。
「辞める」という事は次に挑戦する、挑戦できるという事も意味しています。
ただし自分自身でしっかり覚悟を持って出した結論でなければ後悔や言い訳がついてきてしまいます。
一方でタイミングを逃し、身体を壊してからではそうした挑戦をする機会さえ失いかねません。
だからこそ退職すべき、新たな環境に飛び込むべきかはしっかり自問自答し、最良の選択をしてください。
時には「どの道を選んだか」ではなく「どのようにして道を選んだか」が大事な場面もあるかもしれません。