こんにちは「介護コンサルをしながら、現役介護士を両立」がモットーのごろにぃ(@goronyi_kaigo)です。

⇒【ごろにぃのプロフィール】はこちら

介護現場で働いていると様々な利用者さんに遭遇します。

  • どうしても相性の合わない利用者さん
  • 明らかに自分を嫌っている利用者さん

そしてその度に「自分の何がいけないんだろう?」「どうすれば良好な関係が築けるだろう?」と考え、悩んだ経験のある介護士さんも多くいるかと思います。

「どうせなら利用者さん全員と良い関係を築きたい」
そう考えるのは、ある種自然な事だと思います。

ただしその時に「利用者さんとの良好な関係」に気を遣い過ぎて、介護士自身が自分を追い込む結果になる事も少なくありません。
だからこそ時には、「嫌われても仕方ない」と割り切るべきだと私は考えています。

今回はこうした「利用者さんに嫌われても仕方ない」と割り切るべき理由について記事にしていきたいと思います。

介護士が利用者さんとの関係構築で「悩みがち」な例

まず初めに、介護現場で起きがちな「介護士」と「利用者」の関係性について例を挙げていきたいと思います。

  • 自分声掛けにだけ反応してくれない利用者さん
  • 「あなたは嫌」と露骨に嫌う利用者さん
  • 心あたりもないのに「悪口」ばかり言う利用者さん

このように「何で自分だけ?」「自分の何が悪いの?」と頭を抱えさせられる事も少なくありません。

私自身も介護士を初めたばかりの頃、特定の男性利用者さんから全く相手にしてもらえず、毎日悩んでいた頃があります。
周囲の上司や先輩からは「気にする事はない」と励まされながらも、なかなか割り切れなかった記憶があります。

今では、良くも悪くも割り切りが得意になりましたが(苦笑

 

「介護士」と「利用者」も所詮は「人」と「人」

「嫌われても仕方ないと割り切るのはサービス業である介護士としてどうなのか?」と疑問を持つ方もいるかもしれません。

ただし「利用者」と「介護士」であっても、あくまで「人」と「人」であり、「相性」や「好き・嫌い」は、一定防ぎようのないものです。

だからこそ、介護士側から見ても、利用者さん側から見ても「好き・嫌い」「得意・不意得意」の感情が芽生える事は必然とも言えまず。

しかしながら多くの介護現場では、この人と人の関係性の問題を「介護士としてのスキル」と一括りに判断してしまいがちです。
実際「利用者さんと関係構築する」ということも介護士として大事な仕事の一つです。
ただし、この大前提の「人」と「人」という相性をを度外視した、考え方には些か疑問を感じます。

 

「悩み過ぎ」が仕事への支障となる事も少なくない

そしてこの大前提の「人」と「人」であるという事を受け入れられずに、利用者さんとの関係構築について「自責の念」が強すぎる介護士が少なからず存在します。

冒頭に私の経験も書いたように「なぜ」「どうすれば」と利用者さんとの関係構築について悩み過ぎてしまい、仕事が手につかなくなる事も少なくありません。

その結果、

  • 自分の心身を追い込み身体を壊す
  • 他の利用者さんへのサービスに支障をきたす

こうした事に繋がりかねません。

実際、このように悩んでもなかなか解決しない問題に対して「なぜだろう」と自責の念に駆られ体調を崩す、介護から離れる、というような介護士さんを多く見てきました。

こうなる前に割り切る事は非常に大事です。

「増加する介護現場のうつ病」その背景と対策介護現場でうつ病が増える背景と対策を整理。負担のサイン、相談の仕方、職場環境の確認、無理を続けないための選択肢を解説します。...

 

最後に、介護士としての利用者さんとの関係の割り切り方

いかがでしょうか?
利用者さんとの関係構築がうまくいかない場合に「割り切る」という事の必要性を少しはおわかりいただけたでしょうか?

別に難しい話でも何でもなく、「割り切る」という事は、相手を選ぶ事のできない環境下で人として当たり前ひ必要な判断に過ぎません。

それを「介護士だから」と過度に受け止める事が、悪循環の始まりです。

ただし勘違いしてはいけないのは、対「利用者さん」について介護士側も最低限正しく関係性を作る努力は必要です。

  • 介護士側が「好き・嫌い」で利用者さんへの対応を変えない
  • 当たり前に挨拶や配慮ある声掛けを心がける 等

こうした事は、相手がどうこう以前に介護士として、心がけるべきことだと思います。

割り切る事と手を抜くことは別ですし、逆にこうした所を疎かにすると、結局必要以上に関係を崩壊させる事にもなります。

大事なのはこの辺りの割り切りとバランスだという事だと思います。

もし今、日々の介護現場で利用者さんとの関係構築についてお悩みの方がいれば、本当にそこまで悩むことなのかについて、今一度考えるみるきっかけになれば幸いです。

介護士が「割り切って働く事」と「自己中心的に働く事」とは別ものです【介護士が「割り切って働く事」と「自己中心的に働く事」とは別ものです】介護職が確認したい背景と、現場での対応・職場選びのポイントを整理します。...

「介護士は「利用者さんに嫌われても仕方ない」と割り切るべき」を読む前に押さえたいこと

この記事のテーマは、単に正解を一つ選べば終わる話ではありません。介護の仕事は、施設の種類、利用者さんの状態、職員配置、地域、雇用契約によって事情が変わります。まずは記事内の情報を自分の職場や希望条件に照らし合わせ、確認できる事実と、自分の感じ方・考え方を分けて整理してみてください。

特に介護の仕事・キャリアに関する判断では、見出しや口コミの印象だけで決めないことが大切です。給与なら手当や賞与の支給条件、勤務なら休憩や残業の扱い、職場なら相談ルートと記録の残り方まで見ると、入職後・勤務後の「思っていたのと違う」を減らしやすくなります。

判断するときに確認したい4つの視点

1. まず「何が起きているか」を具体化する

「大変」「合わない」「条件が悪い」と感じたら、いつ、どこで、誰が、何をしたのかを書き出します。抽象的な不満を具体的な場面に変えると、改善できることと、環境を変えた方がよいことの境目が見えやすくなります。メモには個人情報や利用者さんを特定できる内容を残さず、職場のルールに従ってください。

2. 希望と最低条件を分ける

希望条件を全部満たす求人や職場がすぐ見つかるとは限りません。「できれば欲しい条件」と「これを下回ると続けられない条件」を分けておくと、比較するときに迷いにくくなります。勤務地、月給、夜勤回数、休日、残業、仕事内容、教育体制などを紙やメモに並べ、優先順位をつけてみましょう。

3. 公式情報と現場の確認を分ける

公式サイトや求人票は制度・募集条件を確認する材料、職場見学や面接は実際の雰囲気や運用を確認する機会です。どちらか一方だけで判断せず、同じ項目を両方で確認します。回答が曖昧な項目は、入職前に「誰に、いつ、どの書面で確認したか」を残しておくと安心です。

4. すぐに決めず、比較できる形にする

不安が強いと、目の前の提案や一つの口コミに引っ張られます。候補を二つ以上並べ、メリットだけでなく注意点も同じ表に書きます。比較の結果、今の職場を続ける判断になっても問題ありません。情報を集めて自分で決められる状態を作ることが、この記事のテーマを活かす一番の方法です。

今日から使える確認メモ

  • 気になった出来事・条件を具体的な言葉にする
  • 自分が譲れない条件を3つまでに絞る
  • 公式情報と、現場で聞いた回答を分けて記録する
  • 不明点は「いつまでに誰へ確認するか」を決める
  • 一人で抱えず、信頼できる上司・同僚・相談窓口に相談する

よくある迷いへの答え

Q. すぐに転職・退職・応募を決めた方がいいですか?

危険や体調への影響がある場合は安全を優先して相談してください。それ以外は、必要な条件を整理し、求人票や雇用条件通知書を確認してから判断しても遅くありません。登録や相談と、応募・入職の決定は別の段階です。提案を断る場合も、自分の条件に合わない理由を短く伝えれば十分です。

Q. 口コミと自分の印象が違う場合はどうしますか?

口コミは参考材料の一つで、投稿時期や個人の経験によって内容が変わります。複数の情報源を見て、現在の公式条件、見学時の印象、担当者の説明が一致しているかを確認しましょう。判断できない点は、応募前に質問として残しておくのがおすすめです。

Q. この記事を読んだ後に何から始めればいいですか?

まずは自分の状況を3行で書き、次に確認したい条件を一つだけ決めてください。情報を集めるだけでも、希望が整理され、相談や比較がしやすくなります。介護業界の転職エージェントの仕組みも、次の確認項目を整理するための材料としてご利用ください。

まとめ:判断材料を増やして、自分のペースで決める

「介護士は「利用者さんに嫌われても仕方ない」と割り切るべき」のような悩みは、我慢するか、すぐに環境を変えるかの二択に見えがちです。しかし、事実を整理し、条件を比較し、必要な確認を重ねることで、選択肢は増やせます。施設や雇用条件によって異なる部分は、公式情報と職場への確認を優先してください。

関連するチェック項目を整理したい方は、介護業界の転職エージェントの仕組みもあわせてご覧ください。広告・紹介サービスを利用する場合も、条件を確認し、納得してから次の行動へ進むことをおすすめします。


関連して読みたい記事

転職エージェントを使うか迷っている方は、登録前に仕組みと選び方を確認できます。 介護転職エージェントの選び方を見る